パチッ。
「王手です。私の勝ちですね。」
得意顔のシンジュ。
「・・・・・・」
(くやしい・・・)
えっち1回お流れだ。
勝つつもりで下着も付けずに勝負に挑んだ。
下心で目が曇り・・・惨敗。
「で?お望みは?」
くやしさを押し殺し、余裕の笑顔で尋ねるローズ。
「・・・今日一日、私の傍から何があっても離れないこと」
「え?」
耳を疑うシンジュの言葉。
ドキドキ、バクバク、胸が弾む。
「・・・もうすぐ12時過ぎですから今日も終わりですけどね」
そう言われて時計を見る。
PM11:50。
有効期限はあと10分。
「!!何よ!期待させといて!」
がっかりだ。文句を言わずにはいられない。
「たまにはいいでしょう。このぐらいの意地悪」
「・・・私に意地悪しようなんて100年早いのよ」
(そんなシンジュも好きだけど)
「ねぇ・・・シンジュ」
いつものようにシンジュの背中に抱き付いて、狙うは・・・股間。
「ローズ・・・この手はなんですか」
はぁ〜っ・・・シンジュが溜息をつく。
「お先にいただくわ。どうせ次は私が勝つから」
お題:ナギ様
‖目次へ‖