ヒスイを困らせる、娘の“お願い”。
場所は――城下スタジオ。
アクアが専属モデルを務める、雑誌『Shell*Blue』。
この度、その姉妹誌が創刊されることになった。
ローティーンをターゲットにしたファッション誌なのだが、少女モデルが不足しており、関係者総出でスカウトを行っているところだった。
そこでアクアが、ヒスイを少女モデルとして連れてきたのだ。
「ママぁ〜、お願ぁい」
「でも私、人前に出るの苦手だし・・・」
自分に視線が集まるのが、とにかく嫌だ。絶対に向いていないと思う。
(けど・・・)
母親として、いまいち役に立っていないのはわかっている。
娘を助けてやりたい気持ちがない訳ではなく。
(う〜ん・・・どうしよ・・・)
アクアの影で、こっそり悩んでいると。
「アクアちゃん?」
現れたのは、ハウライト。愛称、ハウ。
モデル仲間のマネージャーであり、パンツスーツを着こなす大人の女性だ。
彼女もまた、少女モデル探しに奔走していたところだった。
「この子は?」
驚きの瞬きをして、ヒスイを見るハウ。
(美少女にも程があるわ)
一般の美少女レベルをはるかに超えている。
すべてが完璧で・・・極上のドールのようだ。
ハウが見惚れる一方で、アクアが質問に答えた。
「アクアのぉ“妹”だよ〜、超可愛い〜でしょぉ」
「ちが・・・むぐっ!!」(私は“お母さん”でしょぉぉぉ!!!)
反論する口をアクアに押さえられ、モゴモゴ・・・真実を告げることができないヒスイ。
一斉にスタッフの注目が集まる。
「んっ!んー!!!」
(“少女モデル”とか“妹”とか・・・何なのよ!!これぇ!!!)
その頃、赤い屋根の屋敷では。
「・・・あれ?」と、コハク。こちらも驚きの瞬きだ。
遊びに来ていたアクアと・・・ヒスイがいない。
ちょっと目を離した隙に、連れ出されてしまったようだ。
「・・・・・・」
少女モデルが足りない、という話は聞いている。
(ヒスイをモデルにするの、承諾した覚えはないんだけどね)
恐らく行き先は、城下スタジオだろう。
(スタジオ・・・か。たまにはそういうプレイもいいかな)
企みあり気に微笑む・・・
コハクは手早く荷支度をして、家を出た。
城下スタジオは、大いに盛り上がっていた。
企画を変更し、謎の美少女特集を組もうという話になったのだ。
撮られに撮られて、ヒスイはぐったり。
休憩用の椅子に座り、ぼーっとしていると。
「ヒスイ、お疲れ様」コハクの姿が視界に入った。
「お兄ちゃぁぁぁんっ!!」
椅子から立ち上がり、ヒスイが抱きつく。
モデルストレスの反動で、大変な甘えっ子になっている。
「あ、パパぁ〜、よくここまで来られたね」
「うん、モデルと間違えられて、すんなり入れたよ。ところで・・・撮影は終わった?」
声を低くして、アクアに耳打ちするコハク。
「スタジオ、そのまま借りられないかな?」
「いいよぉ、アクアが話つけてくる〜」
同類であるコハクの企みに、ピンときたようだ。
「そのかわりぃ、アクアも混ぜてね〜、撮る側でいいからぁ」
「触るのはナシだよ。本当に撮るだけって、約束できる?」
「するする〜!」
それからのアクアの働きは見事なもので。
人払いを済ませ、スタジオの出入口を施錠。プレイスポットを確保し、目配せでGOサインを出す。
するとコハクは、デジタルカメラをアクアに投げ渡した。
「ヒスイ、こっちへおいで」
「え・・・?」
ライトの下まで引き戻されるヒスイ。コハクが後ろに立ち、ワンピースを脱がせる。
前方では、アクアがカメラを構えていた。
「おにいちゃ???アクア???」
ブラジャーのホックを外され・・・
「ひぁ・・・っ・・・なに???」
場所が場所だけに、慌てて胸を隠した・・・が。
「何人産んでも、体型かわらないね」
「すごく綺麗だよ」と。耳元で動くコハクの唇。
そんな風に囁かれたら、心も体ものぼせてしまう。
「もっと、見せて」
ヒスイの背中を指でなぞり、腰からお腹にかけて手を滑らせるコハク。
それから、ショーツの両端を摘み、するすると下ろしてゆく・・・
「あ・・・おにいちゃ・・・」
そこで、パシャリ!シャッターを切ったアクアが宣言する。
「ハメ撮り、始めるよぉ!」
「え?はめ???」
「ヒスイは知らなくていいことだよ」
指先で喉元を撫でられ、キスの誘い。応じたヒスイが目を閉じる。
「ん・・・ふ・・・おにいちゃ・・・」
唇を重ねるだけでは足りなくなって。舌を重ねる。
こうしてキスが深まるにつれ、コハクに夢中になるヒスイ。
「はぁはぁ・・・あ・・・んぅッ・・・!!」
お尻側から忍び寄っていた中指が、にゅるにゅると膣に入ってくる。
「あッ!!」堪らずヒスイが声をあげた、次の瞬間・・・
指一本分開いたそこが蠢いた。
「あ、あ、あ」
コハクの爪や関節に沿って、愛液が流れ。指の付け根を濡らす。
それをアクアが激写し。
「パパの指ぃ、ちゅぅちゅぅしてるのぉ?ねぇ、ママぁ」
「や・・・!!こんなとこ・・・とらな・・・ひぁッ!!」
話半分、ヒスイが仰け反る。
(お・・・おにいちゃ・・・のゆびが・・・)
膣壁に触れ、粘膜の張り付き具合を確かめているのだ。
「や・・・だめ・・・」
刺激を受けた襞がぷりぷり弾んで。
心の準備はできていなくても、体の準備はできていることを知られてしまう。
膣診断が終わると、今度は手のひらで左右の胸を包まれた。
親指と人差し指で乳首を優しくねじ回され、尖ったところで、また一枚。
「はぁはぁ・・・や・・・やめ・・・」
コハクとアクア、どっちを止めたらいいのかわからない。
さっきまで大勢人がいた空間に今は3人。
ちゅっ。ちゅっ。頬や肩に落とされるキスの音もよく響く。
「くすっ。そんなに緊張しないで。いつもみたいに・・・」
「僕で、気持ちよくなればいい」
「だけだよ」
「おにいちゃ・・・」
パシャッ!赤くなった顔を写すシャッター音に一瞬気を取られるが。
「あッ――」
四つん這いに体勢を変えられ、膣に舌を入れられると、すぐにそれどころではなくなった。
「あ・・・あぁ・・・ん」
しばらく濡れ穴に潜っていた舌が、浅瀬で跳ねると、膣前庭に甘やかな波が起こり。
クリトリスまで打ち寄せて、先端が張ってくる。
そこに血液が集まると、膣の脈動も一層激しくなり。
「おにいちゃ・・・」
「うん」
呼ぶとコハクが返事をした。
ベルトを外し、チャックを下ろす・・・勃起ペニスの気配に、ヒスイが思わず腰を揺らす。
「あは、ママってばぁ、もう我慢できないのぉ〜」と、アクア。
「我慢できないところが可愛いんだよ。ね、ヒスイ」
そう言ったコハクが後ろから前へと手を伸ばし。
指の腹でクリトリスを持ち上げた。
「あッ・・・ふぁッ・・・あぁんッ!!」
頬を色濃く染め、嬌声を漏らすヒスイだったが・・・
そのまま突起を引っ張られ、ペニスを挿入されると、大声で喘ぎ、小さな体をぶるんッ!と震わせた。
「っひッ!!あ!!あぁぁッ!!」
逞しいペニスの輪郭が膣内で浮き彫りになり。
ずちゅッ!ずちゅッ!それを徹底的に擦り込まれる。
「んぐッ・・・!!あ!!」
膀胱を圧迫されているのか、度々、おしっこをしたくなるような快感に見舞われ。
「あッ・・・あはッ・・・」
薄ら笑いに似た、おかしな表情をしてしまう。
「や・・・は・・・おにいちゃ・・・あッひッ・・・あああ!!!」
イキかけの最中。
「しっかり撮ってもらおうね」と。
コハクが片腕でヒスイの胴体を抱えて起こし。
背後から、強く抱きしめて、上半身を拘束した。
レンズの前、結合中の淫らな性器が晒される。
「!!?」(や・・・なにこれ・・・)
シャッターの嵐に後押しされ。
「んはぁッ・・・!!!」
混乱したまま、ヒスイが達する。
「ママぁ〜?撮られて、イッちゃったのぉ?」
「あ・・・あ・・・」
ペニスに同伴して、外に出ていた膣肉まで痙攣。
子宮口が亀頭に被さるようにして、絶頂液をだだ漏れさせている。
そこにコハクが射精した。
「ひゃふッ!!!あ、あぁぁぁぁッ!!」
打ち上がる精液の勢いで、どこかに飛ばされてしまいそうだ。
管を抜けて子宮を刺す精液に、感じまくって。
「あ、あんッ!!あぁぁぁぁんッ!!!」
コハクの腕の中で、狂ったように悶えるヒスイ。
視線は上空を漂い。脳は脳で快感に濡れ。耳鳴りがした。
「あ・・・うぁ・・・ほにぃひや・・・」
呂律が回らなくなり、口の端の感覚もない。
そこから、官能の涎を垂らすだけ垂らして。
「ふぁ・・・あぁぁぁ・・・!!!!」
あぐらの上で両脚をひろげ、精液を逆噴射させながら、何度も昇り詰めた。
「ん・・・ぅ・・・」(なにを・・・とってる・・・の?)
パシャパシャ!撮影音が、ペニスを抜かれた膣内に入ってくる。
「ん〜・・・ママ可愛い〜」
崩れた性器を写したレンズに、ちゅっ。アクアがキスをした。
ヒスイは、“見せなければいけない”という、軽い催眠状態へと陥って。
コハクに、どんなポーズをとらされても、大人しくしていた。
「は・・・ふぅ・・・」
膣快感を極めると、アナルが次なる性交の場として、蕾を色づかせる。
そういう風に仕込まれているのだ。
「こっちも咲きたそうにしてるね」と、コハクが言って。
「あ・・・んんッ・・・!!」
ペニス挿入で、大きく花開いたそこに、ピストンを受ける。
「あッあッ・・・あッ・・・あぁッ!!!」
(あそこ・・・ちから・・・はいらな・・・)
体を揺らされると、膣口から、ぼたぼた、コハクの精液が出てきてしまう。
「や・・・だめ・・・」
「でもぉ、気持ちい〜でしょ?」と、アクア。
「ホントに嫌なら、そんな顔、しないよぉ」パシャリ!カメラに収め。
「お尻のなかも、とろっとろでしょぉ〜」鋭く見抜いて、ヒスイを煽った。
それを聞いたコハクが。
「どうしたの?今日はすごく“僕”にくっついてるね。撮られて、興奮してるのかな?」
・・・と、W言葉責め。
「い・・・いじわる・・・」
息も絶え絶え、ヒスイが呟くと。
「「どっちが?」」
コハクとアクアが、笑いながら声を揃える。
(どっちも・・・だよ・・・)
「・・・あッ!!!っあッ!!!あ〜!!!」
捲れ返ったお尻の穴に、精液の注入が始まる――ヒスイは熱に溺れ、そのまま失神した。
「どれどれ」
アクアに預けたデジタルカメラを回収し、画像を確認するコハク。
愛しいヒスイのヌードが、余すところなく収録されている、が。
「・・・・・・」
(僕が全然写ってないのは、どういうことなんだろう・・・)
「・・・まあ、いいか」
最後の一枚に「好きだよ」と、キスをしてから。
コハクは、プレイ写真を一括消去した。
「え〜・・・消しちゃうのぉ?」
「うん。万が一、流出でもしたら大変だからね」
始めから、そのつもりだったのだ。
「いつもと違うヒスイが見られただけで充分、でしょ?」
「ま〜ね」
2人、思い出し笑いをして。
「あ、そうだ。編集長の名刺ある?」と、コハク。
「あるけどぉ?なんで〜?」
「うん、ちょっとね」
そして、後日。
『Shell*Blue』の姉妹誌『Cherry*Berry』が発売された・・・が。
謎の美少女特集ページが丸ごとごっそり抜けていたという――
おしまい☆
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