アイボリーの場合。

わくわくとした気持ちで、ちゅっ。ヒスイの唇にキス。
覚えているのは、この辺りからだ。
ヒスイに身を寄せる男は4人。
長男のトパーズを筆頭に、ジスト、マーキュリー、そして、夢の主アイボリー。
いずれも服を脱ぎ。複数プレイの真っ最中だった。
「あっ・・・ふぁっ・・・」
後ろからヒスイの腰を掴み、トパーズがゆっくりと腰を振っている。

ちゅぶッ・・・ちゅぶッ・・・ぐぼッ・・・

ペニスと膣が愛し合い、漏れ出づる音で、弟達を煽り、漲らせる。
ヒスイの背中を抱き締め、腋の下から手を回し、優しく胸を揉むのはジスト。
ヒスイの肩に口づけたあと、両手で乳房を包んで。
「ねっ、ヒスイ。そろそろ、あーに、ココ吸わしていい?」
指で触って、ヒスイの乳首を完全に勃たせる。それから。
「いいって」と、アイボリーを手招きした。
経験のない弟が吸いやすいようにと、僅かばかりのヒスイの乳肉を握って固定する。
「いっただきまーす」
アイボリーは、向けられた乳首に遠慮なく吸い付いた。
「あっ・・・はぁん・・・」
ぶちゅぶちゅと淫らに膣を鳴らしながら、ヒスイが身を捩る。
(あ・・・これウマイかも・・・)
乳頭を舌で擦ると、仄かなミルク味。
出てきやしないかと期待が高まり、おのずと吸引に力が入る・・・
「あっ・・・だめ・・・あうんっ・・・!!」
残念ながら、搾乳はできなかった・・・が。
「こっちも舐めてやれ」トパーズに次なる指示を受けた。
「ここ?」屈んで覗き込む・・・
それは、トパーズの指によって剥き出されたクリトリスだった。
「あんっ・・・あ・・・あ・・・あんっ!あんんっ!」
言われた通り舐めてみる・・・と、思うがままにヒスイが喘ぐので、興味が湧いて。
(なんかこれ・・・さっきより大きくなってね?)
丸々口に含むと、トクントクン、そこにヒスイの鼓動が宿っていて驚く。
トパーズが再び腰を動かし始めると、ヒスイの体が揺れ、クリトリスが度々歯に当たった。
「あ!!あぁ〜・・・」
ヒスイはどうやらそれが気持ち良いらしく。両手でアイボリーの髪を掴んできた。
「あっ!あっ!んっ・・・んくっ!!あ、あぐっ・・・!!」
嗚咽が漏れるほど、激しくトパーズのペニスに突き上げられながらも、アイボリーの顔を引き寄せようとするヒスイ。
(やべ・・・かわいい・・・)
愛らしい淫乱ぶりに、胸が高鳴り。
アイボリーは、夢中になってヒスイのクリトリスを啜った。


「あ・・・んはぁ・・・あっあっ・・・・・・ふ・・・・・・・・・」


しばらくすると、ヒスイの声が聞こえなくなった。
「?」どうしたものかと顔を出し、後ろの様子を窺う。
さっきまでトパーズのペニスが入っていた場所に、ジストのペニスが入っていた。
「はぁはぁ・・・ヒスイ・・・んっ・・・」
ジストの腰が震えている。ヒスイの膣内に射精しているのだ。
一方、トパーズは正面へと移動し、余裕たっぷりにヒスイとのキスを楽しんでいた。
「ん――」
ヒスイの悦びの声は、みんなトパーズが飲み込んでしまう。
“お前等とは格が違う”と、言わんばかりに。
(あー・・・でも・・・ヒスイにチ○コ入ってんの見てるだけで超コーフンする)
刺激的な光景に、アイボリーが恍惚としていると。
「邪魔だ。どけ」トパーズに追い払われた。
「なにすん・・・」文句を言おうと口を開いたが、続くトパーズの行動に、言葉を忘れて見入ってしまう。


「ほら、もう一本くれてやる」


トパーズはそう言って、前方向からヒスイの膣へペニスを割り込ませた。
「!!わ・・・兄ちゃ・・・それだめだって・・・オレまた出ちゃ・・・」
ジストは慌てて抜こうとしたが、間に合わず。
トパーズのペニスに、より奥まで連れて行かれる。
「わ・・・っ!!!」
ジストはまたそこで射精をしたようだった。
「っ!!ごめ・・・ヒスイ・・オレ・・・止まんな・・・」
停止しているジストのペニスを、何度も何度もトパーズのペニスが追い越し。
「ひっ・・・うぅぅんっ!!!」取り乱す、ヒスイ。
射精ペニスとピストンペニス。
両方を膣に入れ、ヒィヒィ喘いでいたが。
「あ・・・あぁぁぁっ!!!!!」
小さな体が震え上がったあとは、大人しくなり。
∞型に拡がった膣口から、愛液と男二人の精液を、だらだらと垂らすだけになっていた。



ワンセット終え、ペニスから解放された膣。
挿入に次ぐ挿入で、すっかり卑猥な形に変化していた。
「中から色々出てきちゃってんじゃんか、えっろ〜・・・」
覗き込んだアイボリーが何気なく口にすると。
「やっ!!あ・・・んっ!!」
ヒスイの膣肉が羞恥で縮こまり。ぷしゅッ!誰のものかわからない体液が飛沫いた。
「挿れる前にイカせるな、バカ」
トパーズに額を叩かれるアイボリー。
「こんだけでイッちゃうの?ヒスイ、やっぱかわいーな・・・」
「だろだろ!」呟きに、ジストが便乗。
兄弟、和気あいあいだ。楽しくてしょうがない。
「あ!次、俺の番だよな?」


「まー、俺達も一緒にやろうぜ」


アイボリーは悪びれなくマーキュリーを誘った。
「いいよな?ヒスイ、チ○コ好きだし!いっぱい入れた方が嬉しいだろ?」
絨毯の上、快感に酔い潰れているヒスイに声をかける。
「ん・・・ぅ・・・」
返事はするものの、ヒスイは酩酊状態で。
「あっ――」
足腰が立たないのを見越して、トパーズが引っ張り上げた。そして・・・
ヒスイの体を挟み、前からアイボリー、後ろからマーキュリー。
ふたつの亀頭で、同時に膣口を開く。
「いっ・・・ひぃん・・・っ」
「あーとまーも、入れてやって。ヒスイ」
戦慄くヒスイの下腹部を、ジストが横から撫でて宥める。
ヒスイの膣圧はかなり弱まっていて。
「ひあっ・・・はいっ・・・ちゃ・・・うぅっ!!あ、ああっ!!」
ペニス二本の挿入をあっさり許した。
「うわ・・・これ・・・すげぇいい、よな」
ヒスイの、柔らかく濡れた襞に触れ、昂揚するのは勿論のこと。
膣内で、マーキュリーとペニスが重なり合っても、違和感がない。
「そうだね」と、マーキュリーも返答し。
笑い合って、それぞれ、腰を振り出した。
「あっ!!!あー!!!!!」
「っ・・・すげ・・・」
膣肉とペニス、更に裏筋同士が擦れ合う・・・倒錯した快感の虜だ。
「はぁはぁ。なー・・・ヒスイ。腹ん中、どんな感じ?」
「あ・・・うぁ・・・あ・・・」
その質問に、ヒスイは悩ましげに腰をくねらせ。すると。
擦りつけた亀頭に、熱々の愛液が降りかかってきた。
「「っ!!」」思わず肩を竦める双子・・・その時。


「そろそろイケ、ガキ共」


トパーズが間に手を差し込み、ヒスイのアナルに指を入れる、と。
「あ!!んはぁっ!!!!」
双子のペニスを抱擁していたヒスイの膣袋が急激に縮んだ。
ぴっちり、張り付き。ぎゅうぅぅっ!と、絞まる。
少年二人は堪らず。

「うっ・・・」マーキュリーが小さく呻き。
「うぉ・・・」アイボリーもまた呻いた。

尿道に信じられない熱を感じたかと思うと、痛痒い切っ先から精液が噴き上がる――
(“ヒスイ”って、こんなに気持ちいーんだ・・・)




こうしてアイボリーは、朝を迎えた。
「・・・・・・」(なんだ・・・全部夢か・・・)
天井を見ながら、快感に呆ける・・・
兄弟でヒスイを愛したのは、本当に楽しかった。
マーキュリーに、夢の内容を話して聞かせようとも思ったが。
(なんか色々凄すぎて・・・説明できねぇぇぇ!!)

「・・・ん?」

パンツの中が妙に温かい。
腰元のゴムを引っ張り、中を覗いてみると。
「あ・・・」


「チ○コからなんか出てる」



→ World Joker(side-B)8話へつづく。





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