トパーズが教員を務める女子校に、ヒスイが手伝いにきて一週間・・・
今日も数学資料室で雑務に追われていた。
「やっと手に入ったわ・・・」
嬉しそうに手元を見つめるヒスイ。
手にしているのは、トパーズのファンクラブの会員証だ。
会員番号は389とかなりの後番だが、生徒を装ってやっとファンクラブに入れたのだ。
ヒスイにしては頑張った方だ。
「トパーズって、やっぱり人気あるんだ・・・うん、当たり前よね・・・」
嬉しいような、寂しいような。
(これが親心なのね)
「あ!ト・・・」
数学資料室前の廊下でトパーズを見つけ、声をかけようと口を開くヒスイ。
ところが。
「センセー」
ひとりの女生徒に先を越されてしまった。
「・・・・・・」(会長だわ)
会長とはファンクラブの、である。
ヒスイは思わず資料室に引っ込んだ。引っ込んだが・・・気になって。
扉の隙間から二人の様子を覗き見。ちょうどその時聞こえてきたのが。
「センセーに奥さんと子供いてもイイよ」
「・・・・・・」(今ドキのコって、大胆ね・・・)
不倫覚悟の告白。自分は口が裂けてもあんなことは言えないと思う。
「・・・あれ?なんだろ?急に」
胸やけがする。
(お昼ご飯食べすぎたかな???)
ヒスイは首を傾げ。
「保健室、いこ」
資料室からそっと抜け出そうとした、が。
「逃げ出すとは、いい度胸だな」
トパーズに見つかり、資料室に引き戻される。
「ち・・・ちが・・・邪魔しちゃ悪いと思って・・・」
更に言い訳が仇になり。
「ほう・・・見ていたか」
トパーズは冷笑を浮かべ、扉に鍵をかけた。
「見ていたなら話は早い」と、ネクタイを緩める。
それからヒスイに顔を近付け・・・
「オレはモテるぞ?」
「だ・・・だから何?」
動揺し、どもるヒスイ。一方トパーズは。
「いいのか?オレが他の女と寝ても」
たとえばあの女とか、と、ヒスイの顎を掴み、耳元で意地悪に囁く。
「言え、“いやだ”と」
「・・・っ!!」
顔を背けようとしても、できない。
ヒスイは視線を泳がせ・・・
「そんなこと言う資格ないもん」
するとピクッ、トパーズの眉が動いた。
「本気でそう思ってるのか?」
キス寸前まで顔を寄せ、問いただす・・・が。
ヒスイは赤い顔で口を結んだまま、目を合わせようとすらしない。
「・・・20点だ」
ヒスイの回答に点数をつけるトパーズ。
「赤点だな」と言って、ヒスイの手首を掴んだ。
ドンッ!ヒスイの背中が壁にぶつかるまで追い詰め。
「ト・・・トパーズ?」
怯えるヒスイの表情を見て「35点」と採点した。
続けて、指をヒスイのパンツに入れ。
「あッ・・・んんッ!!」
「点数がいいのはここだけだな」
すでに滲んでいた愛液に触れ、ニヤリと笑うトパーズ。
手首を掴んでいた手で今度はヒスイの左足を持ち上げた。
プスッ・・・割れ目に指を刺し、穴を開け。
内側から溢れてきた愛液を指に馴染ませながら、その穴を大きく拡げていく・・・
「や・・・パンツよごれ・・・あうッ・・・!」
トパーズの指が穴を拡げる度、ぷちっ、ぷちゃっ、濡れた粘膜同士が剥がれる音がした。
入口の拡張作業の次は中で。
「ふッ・・・んッ!!」
トパーズは深く指を入れ、いずれペニスを通すヒスイの肉路を探り、自分用に慣らし始めた。
「あッ・・・つめた・・・」
さっきまでチョークを握っていたトパーズの指は冷たくて。
膣内が熱くなっている分、温度差を感じ、敏感に動きを察知してしまう。
「あッ・・・あんッ・・・」
膣肉と戯れるトパーズの指。
「あは・・・ッ・・・あッ!」
天井を擦り、奥を突き。
休む暇を与えず、ヒスイに愛液を作り出させる・・・そのうち中はトロトロになり。
いつでも男を受け入れられる状態となった。
「・・・・・・」
ヒスイの中はいつも柔らかく、温かい。
そこはつねに愛撫を受け、硬くなるまで放っておかれることなどないのだ。
冷たかった指先はヒスイの中で温まり、いつしか溶け込んで。
普段は何かと手のかかる女のくせに、ここだけは違う。
ほぐし甲斐がないのが、悔しい。
「んん・・・ッ!!」
トパーズはヒスイから指を抜き。
ヒスイを床に転がし、パンツを脱がせ、そこに腰を入れた。
只今、昼休み。
扉一枚隔てた先では、女生徒達がおしゃべりをしながら往来している。
学校でのエッチは毎回そんな状況なので、挿入時、ヒスイはいつもトパーズに口を押さえられていた。
「ん・・・ッ!!」
くちっ・・・男と女の性器がくっつく音がして。
ぐぐっ・・・一体化が始まる。
「んんッ・・・んんッ・・・んッ」
声を出さないように・・・そう思っても。
「は・・・ッ・・・ん!!」
受け入れ過程で、どうしても声が漏れる。
トパーズはそれを楽しむかのように、わざとゆっくり進ませるのだ。
そうして挿入が済むと。
「はふッ!!ううッ!ううんッ!」
トパーズは右手でヒスイの口を塞いだまま、左手を床について腰を振った。
「んぐッ!!!」
度々奥に強い衝撃を受け、堪え切れずに呻くヒスイ。
「んうッ!んッ!ううぅン!!ふッ!うッ!ううッ!!」
グチュグチュと激しく擦られる音とともに、ヒスイの潰れた声が長く部屋に響いた。
「うくッ!!うッ・・・く!!」
ヒスイはやがて絶頂を迎え。
「は・・・ン」気持ち良く痙攣。するとトパーズは。
「いいな、中に出すぞ」と、ヒスイの耳たぶを甘噛みし。
「好きだろう?中に出されるのが」
「あッ・・・!!」
ペニス先端から勢いよく噴き上がった精液を膣奥に浴び。
「ふ・・・ぅ・・・」
エッチの終わり。と、思いきや。
「もう一回だ」と、トパーズ。
一度の射精では満足できずに、まだ硬いペニスで。
ヒスイの締め付けを振りきり、再び動き出した。
「ッ・・・ひッ・・・うぅんッ・・・!!」
一回目の産物が中からこぼれ落ちるのも構わず、激しく腰を前後する。
「あッ・・・だめ・・・も・・・やめ・・・!!」と、その時。
「あっ」
ヒスイのポケットからポロッと落ちたのは、ファンクラブの会員証。
場が一気にシラける。
「んは・・・ッ!!」
トパーズはヒスイからペニスを抜き、ヒスイより先にそれを拾い上げた。
「・・・とことんバカだな」
なぜ今更ファンクラブなのか・・・ヒスイのズレた愛情表現に、苛立つ。
午後の授業がなかったら、再びペニスを突っ込んでいたところだ。
(ファンクラブなんかに入ってる暇があったら、オレに直接好きだと言え)
「返してよっ!やっと入れたんだからっ!」
ヒスイの言い分は無視で会員証は没収。
「いいか?」トパーズはヒスイに上を向かせ、言った。
「お前がすべきことは“共有”じゃない」
“独占”だ。
「えっと・・・あの・・・」
意味が伝わっているのかいないのか、ヒスイの反応は鈍い。
「・・・まあいい。じっくり教え込んでやる」
そして・・・
「ちょっ・・・え?トパーズ???」
初めから拘束するつもりでいたのだろう。
数学資料室の机には縄が用意されていた。
スルスルと鮮やかな手さばきでヒスイの両手両足を縛るトパーズ。
「次の授業が終わるまで、脚開いて待ってろ」
「ええっ!?」
「どうしよ・・・」と、言ってもどうしようもない。
トパーズに、見事なまでに縛りあげられ、全く身動きが取れなかった。
エッチが終われば閉じるはずの場所を開かれたまま放置。
トパーズは授業に行ってしまった。それなのに。
「やだ・・・なんで」
晒された陰部が一向に乾かない。
ペニスで擦られた余韻がいつまでも消えずに残っていた。
「っ・・・」
誰もいない部屋で、ひとりで脚を開いて、思い出し濡れ・・・恥ずかしくてしょうがない。
自分の体ではあるが、この格好はさすがに目の毒と考え、ヒスイは瞼を閉じた。
(あ・・・トパーズの声)
どうやら隣の教室で授業をしているらしい。
耳を澄ますとよく聞こえる。
(そういえばまだキスしてもらってない・・・あとで絶対してもらわなきゃ!!)
ヒスイは妙な決意を胸に、壁向こうのトパーズの声に耳を傾けた。
「・・・早く授業終わらないかな」
それから数十分後、授業終了のチャイムが鳴り。
トパーズが数学資料室に戻ってきた。
「トパーズ!おかえりっ!」
羞恥的ポーズのまま迎えるヒスイ。
「まだ濡れているな」
トパーズはヒスイの股間を見るなり、ズボンを下ろした。
「クク・・・思い出していたか。オレのコレを」
「あッ・・・トパ・・・ッ!!」
再度、ズプッ・・・ペニスが膣に入り込んだ。
「あッ!!や・・・ッ!!」
抗う口調とは裏腹に、体はペニスの挿入を悦んでいる。
一時間近くも待ち焦がれていたのだ。
ブチュッ!ペチャッ!肉襞がここぞとばかりにトパーズのペニスに吸い付いて。
中でどんなに動こうと、ネチネチ絡みついて放そうとしない。
「や・・・はッ!!やぁ・・・ッ!!」
(なに・・・これ・・・)
手足の自由を奪われているせいで、女性器だけがやたらと活動的になっているのだ。
もはや理性の及ぶ範疇ではなく。
「ああんッ!あッ!あッ!」
トパーズのペニスに恐ろしいほど感じてしまう。
(あ・・・も・・・なか・・・グチャグチャ・・・)
膣内がどこまで乱れているのか、自分でもよく把握できないまま、意識は朦朧として。
「はんッ・・・あ・・・トパーズ・・・トパーズぅ・・・」
「・・・・・・」
放ったらかしにしたのが良かったのか・・・ヒスイの口から幾度となくトパーズの名が出た。
「あッ!あッ!あッ!トパーズっ!!」
昇り詰めた瞬間にも、ヒスイはトパーズの名を呼んだ。
その声がトパーズの射精を早め。
「あ・・・ン」
精液がたっぷりと膣奥を濡らす。
「は・・・ぁ・・・トパ・・・」
「・・・今のはなかなか良かったぞ」
「ん・・・」
トパーズにしては珍しく、ペニスを挿入したままヒスイと唇を重ねた。
「やっとキスしてもらえた」と。ヒスイはとても嬉しそうに笑った。
そののち。
「あ、そうだ。保健室行こうと思ってたんだっけ」
パンツをはきながら、ヒスイは独り言のように呟やいた。
「保健室?どうした、理由を言ってみろ」と、トパーズ。
保健医が男なので、トパーズ的には阻止したい。
「うん、さっきちょっと胸ヤケがして」と、ヒスイ。
さっきとはいつか、トパーズが尋ねると。
「う〜んとね、トパーズが会長と話してるの見てからかな」
「・・・・・・」(バカだ・・・どうしようもないバカだ)
それが“嫉妬”であることに、気付いていないのだ。
“嫉妬”とは、愛の感情。
(ここに、それが眠ってる)
「トパーズ?」
「・・・・・・」
トパーズはブラウスの上からヒスイの鼓動を探り、一番強く脈打つ場所に唇を寄せた。
眠り姫のように。キスで目覚めるものなら。
(何度だってしてやる。だから・・・)
目覚めろ・・・ここに眠る想い。
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