「あ・・・おにぃ・・・」


コハクが左右両方の肥大乳首を摘む。
「どうしたの?これ」(まあ、大体予想はつくけど)
「あん・・・ッ!!」
ヒスイは羞恥の涙を浮かべ。
「あ・・・じぶんで・・・びやく・・・んッ!!」
「いつもの3倍くらいかな?」
コハクはくすりと笑い、摘んだ指先を動かした。
「ふ・・・うぅん・・・」
太さも長さも格段に増した乳首が捻じれる様がはっきりと見える。
深い皺が寄った、それはとても卑猥で。ヒスイの乳肌にじっとり、興奮の汗が滲んだ。
「うッ・・・あ・・・しっぱい・・・しちゃっ・・・」
「うん、まあ、いいんじゃないかな。これはこれで」と、コハク。
凄くエッチだよ――ヒスイの耳元で囁いた後、改めて摘み直し。
それを裏返すようにして舐めた。じっくり、時間をかけて。
「あッ・・・ふぁッ・・・」(おっぱい・・・きもちい・・・)
コハクの舌の感触。唾液で濡らされる感覚。
それらが、いつもより広い範囲で伝わってきている。
「はッ・・・あッ・・・あぁ・・・」
3倍ほどに肥大していた乳首は、コハクの愛撫によって更に肥大し。
「お・・・にぃ・・・ちゃ・・・あッ!あぁッ!!」
「くすっ。こんなに大きくなったら、僕の指、入っちゃいそうだね」
コハクは、真っ赤に熟れたヒスイの肥大乳首を握り、乳頭に指を沈めた。
「――っあぁッ!!」
これまで体験したことのない、初めての快感。
そもそもの体格差があるため、さすがに指先だけだが。
つぽッ、つぽッ、と、それが濡れた乳穴に出入りして。
「んひッ・・・あ・・・あぁッ!!」
その光景に嫉妬でもするかのように膣が疼く。
「あッあッあッ・・・!!」
乳穴を弄られながら、コハクの下で淫らに脚を拡げるヒスイ。
「あッ!あッ!んッ!んん・・・ッ!!」
何度か腰をビクつかせ。
「――んぁぁぁッ!!!!」
イキ潮らしきものを勢いよく噴いた。


すると・・・


「ん?」コハクが次の異変に気付く。
「んぅ?」ヒスイもまた自身の違和感に上体を起こした。
「あ・・・」なんと今度は、クリトリスが肥大していた。
包皮を突き破り、コハクに向けて勃っている。
こちらも通常の3倍ほどで、乳首と同じ肥大率だ。
媚薬軟膏の効果であることは明らかだった。
「っ・・・!!」
ヒスイは恥ずかしそうに俯いたが。
「よしよし」と、コハクがキスであやし。
「じゃあ、こっちはこうしようか」
そう言って、自身のペニスに手をかけた。


「あッ・・・あうんッあうぅぅん・・・


肥大クリトリスとペニスが擦り合わされ。
コハクの蜜により、ぬっちょ、ぬっちょ、とそこが鳴る。
「あッあ・・・
血液が集まることにより強まる、脈動と脈動。
似た者同士の触れ合いに、股間が甘く痺れ、嬌声が止まらない。
「あぁん・・・あぁ
その快感はカラダの奥まで届き、逆にざわざわとしたもの――女の欲が湧き上がってくる。
「はー・・・はー・・・
ヒスイは、膣口から大量の愛液を流し出し、愛らしい上目遣い。
だが今は視点が定まらず、どこを見ているかわからない。
「ヒスイ――」
コハクは親指をヒスイの口に入れると、軽く口角を引き伸ばし、更に表情を崩させた。


「もっとエッチな顔、見せて?」


「んぁぁ・・・
涎を垂らし、ヒスイが幸せそうに微笑む。
「――うん、今日も可愛いね」





「よっ・・・と」
膣口が上を向くよう、ヒスイを逆さに抱きかかえるコハク。
肥大クリトリスの裏筋を舐めたりと、しばらくの間、舌での愛撫を加え、仕上げに優しく口づけ。
それから膣口に窄めた舌を入れ、膣内で大きく開いた。
「!!ふぁ・・・おにぃ・・・」(した・・・いつもよりおっき・・・)
ヒスイを介し、コハクにも媚薬軟膏の影響があったのだ。
「・・・・・・」(うん、いつもより深く入ってる)←コハク、心の声。
想定通りの二次感染。ヒスイほどの効果はないが、それでも充分だった。
コハクは、ヒスイの膣肉にゆっくりと肥大舌を這わせた。
「・・・・・・」(これなら全部届くな)


ヒスイが、僕のカタチを覚えてくれているように。
僕も、ヒスイのカタチを覚えよう。


(舌で――なんて最高じゃないか)
ヒスイは失敗と言ったが、むしろ大成功。お手柄だ。
「あ・・・あ・・・
膣を隅々まで舐め回され、ヒスイも腰を震わせ悦んでいる。
にゅるにゅる・・・膣内でコハクの舌が動く度、甘くトロけた音が響いて。
「は・・・ぁ・・・
子宮が迫り出していくのを感じる。
そこに――


「―――!!!!!」


コハクの舌が触れた。
「ひ・・・ッ・・・あ・・・!!」
本来有り得ない愛撫に、子宮が戸惑ったのは最初だけで。
「あ・・・は・・・」(だめ・・・これ・・・)
愛しい舌熱に、トロけて、トロけて、トロけきって。
柔らかく湿った舌先で子宮口を穿られる度、眉間で白い光が弾け、脳まで達してしまう。
「へぁ・・・あ・・・ふぁ・・・んへ・・・ぁ・・・
そのカラダは強烈な浮遊感に包まれ。ベッドの上にいるはずなのに、どこにいるのかわからなくなる。
「ふぁ・・・っへぁ・・・っ
絶頂液を舐め取られ、綻んでゆく子宮口。
「へぁぁ・・・
コハクの舌の根が入っている膣口から溢れた、泡混じりの愛液がヒスイの下腹を濡らし、次々と臍の窪みに入り込んでいた――





ヒスイを仰向けへと戻し、紅潮しきった頬を撫でるコハク。
ヒスイの唇を優しく啄みながら。
「そんなによかった?」と、尋ねた。
「ん・・・
恍惚の極みといった表情でヒスイが答える。
コハクはヒスイの太もも裏を掴み拡げ、その膣にペニスを挿入した――
ぐちゅぐちゅぐちゅ・・・ッ!!
「!!んはぁ・・・あ・・・」(お○ん○ん・・・すご・・・)
アヘり疲れて、もう声なんて出ないと思っていたのに。
ペニスは別腹とばかりに鮮烈で。
ぞくぞくとカラダが悦んでいる。
尾てい骨から背骨に沿って、至高の快楽が駆け上り、ピンッ!と、ヒスイの瞳を爪弾きにする。
「あ゛ぁ・・・ッ!!」
「大丈夫?」
ヒスイと額を合わせ、再びコハクが尋ねる。
「あッあッ
与えられたペニスで、ヒスイはひとり、イキ続けていた。
もはや自分ではどうすることもできないのだ。
コハクがもたらす愛の快楽に身を委ねるしかない。
「・・・ね、ヒスイ」
コハクは、左手を太もも裏に添えたまま、右手でヒスイの頭を掬い上げ、唇を重ねた。
くちゅくちゅくちゅ・・・唾液が滴る甘いキスの後。
「僕の方はあまり時間をかけないようにするから、いちばん奥でイカせてね」
そう話すと、色っぽく尻を締め、ペニスをより奥へと送り込んだ。
次の瞬間。


「―――!!!!!!」


ヒスイが声にならない声を上げる。
子宮口をヌルリ、コハクの亀頭が抜け。続けて竿がヌルヌルと通ってゆく・・・
気持ちいい、という言葉では表現しきれない。
トロトロから、ドロドロ。より熱く、より官能的な感覚だった。


「なんて贅沢な夜なんだろうね」


ヒスイの腰を両手で掴み、子宮内を穂先で撫で回しては、蜜を落とすコハク。
天井を押し上げるようにすると、ヒスイは気も狂わんばかりによがり。
膣を激しく収縮させながら、子宮の快楽を貪った。
「ありがとう、ヒスイ」


今夜もキミに愛を誓うよ――







――パタン。

と、そこで魔本を閉じる3人。
「「「はぁ・・・」」」
揃って溜息、だ。
「すげぇエロいとしか言いようがねー・・・」と、アイボリー。
「アヘ顔まで可愛いとかぁ〜、ずるいよね〜、ママ〜」と、アクア。
ジストも興奮気味に頷いている。


するとそこに。


「あれ?もう観終わった?僕も一緒にと思ったんだけど」
コハクがアフタヌーンティーの用意をしてやってきた。
アンティークなティーポットにカップ。
紅茶は勿論のこと、ケーキスタンドに様々なスイーツを乗せて。
「・・・・・・」×3
魔本に続きがあるのは、3人ともわかっていた、が。
必然的に煽られる、性的興奮。
“栞”を挟むことによって一時停止しながら、何とかここまできたのだ。
「まだ続きがあるはずだよ」というコハクに。
「アレ観ながら、優雅に茶飲めるなんてコハクぐらいのモンだっての」
アイボリーが言い返す。も・・・
コハクはさらっとこう答えた。
「問題ないよ。だってアレは――」



『芸術だから』



「そうだよっ!ヒスイも父ちゃんもすごく綺麗だったし!オレっ!なんかイケる気がしてきたっ!!」
納得しかかるジストの隣で。
アイボリーは思った。




(コハク・・・やっぱ頭おかしーわ)







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