その日、ヒスイは保健室にいた。
保健医のエンジェライトは校内でも有名な草食男子だ。
薄い空色の髪と瞳、長めの前髪。襟足だけパーマという、ちょっとお洒落な青年だが、異性的な感じがしないため、何でも話しやすいと評判だった。
ヒスイがなぜ保健室にいるかというと・・・単純な話、保健委員だからだ。
委員決めの場で、たまたまくじを引き当てた、それだけだ。
今は、薬品の在庫整理を手伝っている。
「今日はもう帰っていいよ。体、弱いんでしょう?無理しないで」と、保健医エンジェライト。
「え?」ヒスイは瞬きをして聞き返した。
「体育の時間いつもいないから。気になってたんだ、君のこと」
校舎1階の保健室から、校庭がよく見える。
「生徒の健康管理が、僕の仕事だしね」
「あ・・・うん・・・」遅れて返事をするヒスイ。
(そういえば、トパーズとえっちするのって、昼休みか、体育の時間・・・)
黙っていれば、ヒスイは華奢な美少女・・・病弱で充分通せる。
そういうことにしておけば、サボリやすい、と。トパーズの考えそうなことだ。
「ここでカウンセリングもしているから、悩みがあったらいつでも聞くよ」
声も語り口も穏やかなエンジェライト。まさに癒し系だ。
その優しい笑顔に、人見知りのヒスイでさえ和んでしまう。と、その時。
「エン、明日の体育祭だが――」
学年主任のトパーズが保健室の扉を開けた。
「あ・・・」と、ヒスイ。
「・・・・・・」
トパーズは、(なんでお前がここにいる)といわんばかりの顔で。
一瞬、微妙な空気が流れる。
「保健委員の子に手伝って貰っていたんです。今帰るところだったんですよ」
保健室から退出し、ヒスイが廊下を歩いていると。トパーズが早足で追ってきた。
周囲に誰もいないのを確認すると、ヘッドロックでヒスイを捕獲し。
「わ・・・トパっ!?」
「なにが“保健委員”だ。生徒会に立候補しろ、と言ったはずだ」※トパーズは生徒会顧問。
「だってそれは会長が・・・」
会長とはファンクラブの、だ。
生徒会役員はトパーズ狙いの生徒で異常なほど倍率が高かった。
応援してくれる友達がひとりもいないヒスイではお手上げだ。
「・・・・・・」
ヒスイを目の届くところに置いておきたくて学校に連れてきたが、ついに恐れていた事態が起こってしまった。
「エン先生って、優しいよね!私、保健委員で良かった!」
ヒスイは・・・一見優しそうな男が好きなのだ。
それを知っているからこそ、エンジェライトとの接触は何としても阻止したかった。
しかし、こうなってしまっては手遅れだ。
「・・・明日は体育祭だ。お前は校庭に出なくていい。保健室で待ってろ」
「保健室???うん、わかった」
翌日。
体育祭のため、通常の授業はない。
賑やかな校庭とは対照的に校舎は静寂に包まれていた。
保健医のエンジェライトも今日は屋外・・・万が一に備え、テントの下で待機だ。
誰もいない保健室で、ヒスイはトパーズを待っていた。
間もなく、トパーズがやってきて。ヒスイを抱えあげた。
「今日は暇だ。たっぷり可愛がってやる」
ヒスイをベッドに放り込み、カーテンを引くトパーズ。
「!!ここでするの、やだっ!!」
ヒスイは保健室でのセックスを嫌がり、ベッドの端に逃げたが・・・
トパーズにたやすく組み敷かれてしまう。そればかりか。
「!!ちょっ・・・なにそれ・・・」
腕を押さえつけられ、ガシャン!と、手錠をかけられた。
ベッドのパイプ部分と右手を繋がれ。左手も同様に。2本の手錠で拘束だ。
ヒスイは驚きで口をぱくぱく・・・言葉が出てこない。
トパーズはヒスイの上に乗り、純白のパンツを剥ぎ取った。
「コレはもう、お前には必要ない」と、それをゴミ箱へ捨て。
自身のベルトを外し、ズボンを下ろす。
つまり、ここで一日中セックスをする、と宣言しているのだ。
「ちょっ・・・なにするのよっ!やめ・・・」
ヒスイの膝の裏を掴み、強制M字開脚。
キスも前戯も全くなしで、ヒスイの膣口に亀頭を押し込んだ。
「や・・・っ!!」本気で抵抗するヒスイ。
両脚をじたばたさせて、挿入を拒んだ。ガシャガシャ、連動して手錠が鳴る。
「なんでここでするのっ!?みつかっちゃうよ!?」
「お前が気にすることじゃない」
トパーズはヒスイの膣に容赦なくペニスを突き刺した。
「ん・・・ッ!!!」
ブスッ!下腹に鈍く響き、そこにペニスが納まった。
「いっ・・・いた・・・」
「嘘言え」と、せせら笑うトパーズ。
大してキツくもないし、すでに濡れている。
それもそのはず、出勤前にしたばかりだ。半日と経っていない。
「あっ・・・いや・・・っ・・・だめ・・・だってばぁっ!!」
ヒスイはしばらくの間、踵でトパーズを叩いたり蹴ったりしていたが。
「トパーズのばかぁ〜・・・あ・・・あんッ・・・あぁん・・・」
ズボズボ、ペニスを出し入れされるようになると、怒声が甘い喘ぎに変わった。
「あッ・・・あんッ・・・あッあッあッ・・・」
ズポッ!スポッ!大きな音をたてて、ペニスが膣に滑り込む。
M字に固定されたまま、ヒスイはほとんど動けず。
トパーズのペニスから逃れることはできなかった。
ひたすら膣で受け止め、否応なく濡れていく・・・
「っあッ!あんッ!あぅんッ!!」
「嫌だ?どこがだ」
トパーズが両手でヒスイの腰を持ち上げると、その尻から幾筋も愛液が垂れた。膣内はもうヌルヌルだ。
「嘘が下手な女だな。こうやってブチ込まれるのが好きなくせに」
そう言って、トパーズはヒスイの腰を引き寄せた。ペニスがより奥へと届く。
「あ・・・うぅぅ・・・ッ!!」
子宮を圧迫する濃厚な快感。ヒスイはこれに弱いのだ。
瞬く間に絶頂が訪れ。
「んぅ・・・ッ!!あ・・・」
両脚が痙攣する。
その時を待っていたかのように、すぐさまトパーズが射精し。
ドプドプドプ・・・ヒスイの膣に多量の精液が流し込まれた。
「あ・・・ふぁ・・・トパぁ〜・・・」
そのまま、余韻に浸ろうとするヒスイだったが・・・トパーズはわざとそこでペニスを抜き。
どこからかバイブを取り出した。
「!!や・・・やだそれ・・・っ!!」
露骨にヒスイが嫌がる。けれども、トパーズは手を止めず。
精液を漏らす膣口に、栓でもするかのように突っ込んだ。
浅いところで一旦止め、スイッチON。
「ひッ・・・ああぁぁぁッ!!!」
ヒスイの膝がガクガク震える。
ブブブブブブブ・・・
ぐちゅゅゅゅゅ・・・
「あ・・・ああ・・・」
器械と生身の二重奏。みるみるうちに膣口が泡立つ。
トパーズがバイブの端を指で押すと、ヒスイの中で持ち上がり。
そこはちょうど・・・
「!!んく・・・ッ!!!や・・・」(みずっぽいのでちゃう・・・っ!!)
秘密の場所をバイブに暴かれ、強姦されて。
「んぁ・・・ッ!!!」
ピュッ!ピュッ!潮を吹くヒスイ。股間もバイブもびしょ濡れだ。
トパーズはヒスイのセーラー服を捲り上げ、背中に手を回し、ブラのホックを外した。
露わになる貧乳・・・左右の乳首にシリコン製の吸盤を被せる。
「はぁ・・・はぁ・・・トパ・・・?これなに???」
「すぐわかる」と、トパーズはニヤリ。
コードレスかつ高性能。乳首責めに特化したローターだ。
スイッチを入れると・・・
「あッ・・・あぁんッ!!」
こそばゆい微振動。そして、きゅゅゅうと、乳首が吸引される。
「あッ・・・これ・・・や・・・ぁ・・・」
更にはハケのようなもので乳頭を擽られ・・・感度が増してきたところに、ぐんとバイブが伸びてきた。
お腹の中が、ぐちゅぐちゅッ!!として。
「あ・・・ッ・・・」
ヒスイの腰が浮いて震える。
「クク・・・イッたな。しばらくそれで遊んでろ」
トパーズはそう言い残して、保健室を離れた。
「え、ちょっ・・・」
拘束プレイに続いて、放置プレイ・・・
「あッ・・・んッ・・・」
上を絞られ、下を拡げられ、怒りたくても怒れない。
「トパーズの・・・うそつきぃ・・・」
最初に暇だと言ったが、学年主任のトパーズが暇な訳がないのだ。
今頃、校庭で体操服の女子高生に囲まれている。
そんなことは、ヒスイでもわかる。
「はやく・・・もどって・・・き・・・あうぅんッ!!!」
30分後・・・
乳首を尖らせ、バイブを咥え、ヒスイは変わらぬ姿で待っていた。
シーツの滲みが濃くなっている点を除けば。
「何回イッた?」
ヒスイの顎を掴み、意地悪に尋ねるトパーズ。
「2回しかイッてないも・・・あッ!!!」
話の途中でバイブを抜く。
ヒスイのそこは見事に開花していて。美しく蜜を垂らしていた。
甘ったるい匂いを漂わせ、男を誘う。
トパーズはズボンのチャックを下ろした。
まずは花びらの中心に溜まった蜜を亀頭で味わう。
「あ・・・ん・・・」
優しく撫で回される膣口が、くちょくちょと鳴った。
「あッ・・・ん・・・んッ」
ヒスイもまんざらでもない様子で。
「あ・・・トパぁ〜・・・」
自ら腰を上下に揺すり、熱心にトパーズと性器を擦り合わせた。
「あ、あ、あ・・・ふぁ・・・」
ぶつッ・・・亀頭が膣口を抜ける。
「んん・・・ッ!!」
戻ってきたペニスにヒスイは悦び。全力で吸い上げた。
長時間バイブを擁していた膣は、できたて状態をキープしていて。
アツアツで。トロトロで。トパーズを夢中にさせた。
「クク・・・悪くない」と言って、腰を振るトパーズ。
花びらを散らすように、激しく。突いて。乱れて。
「ト・・・トパぁ〜・・・あッあッ!あぁぁぁッ!!!」
両手を拘束されたままなので、ヒスイはどこにもつかまることができず。
子宮を散々揺さぶられ。
「ひッ・・・あ!!あ〜・・・ッ!!!!」
息をつく間もなく絶頂する。
トパーズの射精を受けながら、力尽き、ぐったりとなった。
トパーズは、そんなヒスイの腰を抱き、膣奥深くまでペニスを入れた。
「あ」ぴくん!ヒスイが反応する。
「さっさと孕め」と、子宮口を擦りながら耳元で囁くトパーズ。
孕ませて・・・もっと実感したいのだ。
ヒスイは、自分のものだということを。
「はぁはぁ・・・じゃあ・・・ちゅ〜して」
ちゅ〜してくれたら妊娠する気がする、と、ヒスイ。
キスで子供ができる訳がない。
「・・・・・・」(こいつ・・・)
馬鹿だ。阿呆だ。好きだ。もう、愛しくてしょうがない。
「・・・ほら、口あけろ」
トパーズは指でヒスイの口を開かせ、舌を入れ。唇を重ねた。
こうして、たっぷりキスをしたあとペニスを抜き、トパーズは再びバイブを手にした。
順番なのだと理解したため、ヒスイは大人しくバイブの挿入を受けた。
ズッ・・・人工ペニスで膣が埋まる・・・
「ん・・・ッ・・・トパ・・・つぎ・・・いつ・・・?」
ヒスイが、入れ替えの時間を尋ねると。
トパーズはヒスイの額にキスをして言った。
「30分待て」
しかし・・・その約束は果たされないのだった。
「んくッ・・・!!」(さっきのすごかったから・・・)
快感が膣に残っている。それをバイブが煽るので。疼きを抑えきれずに達してしまう。
ヒスイはイキ癖がつきやすいのだ。
「あッ・・・イッちゃ・・・」
バイブを締めあげても、何も出てこないというのに。ヒスイの膣は度々そうなって。
「はぁ・・・あ・・・あぁ〜・・・」
(はやく・・・トパーズの・・・ほしいよぅ・・・)
「あッあッ、あッあ・・・」
ヒスイが大人のオモチャとセックスすること10分。そこで。
保健室に戻ってきたのは、トパーズではなく、保健医のエンジェライトだった。
絆創膏の残りが少なくなったため、補充しに来たのだ。
「?」(誰か使って・・・)
一ヶ所だけベッドのカーテンが締まっている。
体調不良の生徒でもいるのかと、当然中を確認する・・・が。
「!?君は・・・!!」
そこで見たものは。手錠でベッドに繋がれ、バイブに陵辱されている女生徒の姿だった。
一方、ヒスイも目をぱちくり。
「・・・あれ?」(トパーズは???)
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