(保健委員のヒスイさんが・・・どうしてこんなことに・・・)
目の前の光景がどうにも信じ難い、保健医エンジェライト。
ヒスイの小柄な体に埋まっているのは、男でも引くような極太バイブだ。
震動で、根元が白く泡立ち、膝が小刻みに揺れている。
あたりに飛散している体液は、度重なる性交渉を匂わせ。
レイプ直後の現場にでも踏み込んでしまったかのような気まずさがあった。
エンジェライトは白衣を脱ぎ、ヒスイの体に被せた。
まずはバイブのスイッチを切る。
運良く手錠の鍵が袖机の上に置いてあったので、それで開錠し、ヒスイの自由を確保してから一旦カーテンの外に出た。
「ん・・・ッ・・・」
ヒスイは声を出さないよう唇を噛み、膣からバイブを引き抜いた。
「っ・・・は・・・はぁはぁ・・・」
それから乳首の吸盤を剥す。
「とりあえずこれで・・・」と、エンジェライト。
カーテンの隙間からボックスティッシュが差し入れられた。
「あ・・・うん・・・」
ティッシュで膣口を拭くヒスイ・・・それをゴミ箱に捨てる前に、マイパンツを拾ってポケットにしまった。



「宿直室にシャワーがあるから、そこまで歩ける?」
白衣を羽織り、エンジェライトに手を引かれ、宿直室へと移動する。
(恥ずかしいぃぃぃ!!!なんでこうなるの!!?)
しばらくは驚きが羞恥を上回っていたが、今はそれが逆転し。
死ぬほど恥ずかしい。ヒスイは真っ赤な顔で、深く俯いたまま黙って歩いた。
「・・・・・・」こちら、エンジェライト。
先程のヒスイの姿を思い出すと胸が痛む。
(可哀想に・・・あんなことされて)
手錠をかけて、バイブを突っ込み、放置とは・・・鬼畜の所業としか思えない。
(主任に報告すべきなんだろうか・・・)



宿直室にて。

「僕は保健室で待ってるから・・・着替えたら来てくれる?」
「あ・・・うん・・・」
ヒスイは、卒業生が残していったというジャージ一式と、新品のタオルをエンジェライトから受け取った。
シャワーで汚れを流し、渡されたジャージに着替える。
袖も裾も長かったが、折り返して何とか様になった。
頭にタオルを被り、保健室に向かう、が。
「・・・・・・」(どうしよぅぅぅ〜・・・)
保健室に戻りたくない。言い訳が何も思い浮かばないのだ。
「トパーズの名前は絶対言っちゃだめだし」
息子の社会的地位を一応気にしているらしい。
「う〜ん・・・」
ヒスイが足取り重く歩いていると。
「あっ!トパーズ!!」
ちょうど校舎に戻ってきたところだった。ヒスイは走り寄り、トパーズのシャツを掴んで言った。


「エン先生に見つかっちゃったの・・・っ!!」


「見つかった?馬鹿言え」と、鼻で笑うトパーズ。
「ホントだもん!カーテン捲られて・・・」
ヒスイはムキになって話を続けた。
「とにかくっ!バレると困るから学校ではもう構わ・・・」
「それがどうした」
構いたいから、わざわざ学校まで連れて来ているのだ。トパーズはヒスイの顎を掴み。
「お前を手に入れるのに、どれだけ苦労したと思ってる。そう簡単に手放すか」
身を屈め、壁に肘をつき、ヒスイの動きを封じるようにしてキスをした。
「ん・・・ずる・・・」
強引かつ甘い口づけ。舌を攫われ、息もできずに、頭がクラクラする。
そのまま、Tシャツの中に手を入れられ。
「あ・・・ッ〜・・・!!!」
カリカリ、指で乳首を掻かれる。
「あ・・・ふぁ・・・」
喘いでは、塞がれる口。抗いながら・・・また、濡れる。



ヒスイは無人の職員室に連れ込まれた。
「後ろ向け」
「ちょっ・・・トパ・・・!?」
ヒスイが両手を机につくとすぐ、ジャージとパンツを引き下ろされ。
いきなり膣に2本の指が捻じ込まれた。
「っあッ・・・!!あッ!!!」
堪らず机に突っ伏すヒスイ。穴を開けられた途端に、膣から愛液が漏れ出す。
「ホラ、もっとケツ振れ」
「ひッ・・・あ!!」
ぐぢぐぢぐぢッ!より深くトパーズの指が入ってきた。
「んんッ・・・!!あッ・・・!!」
我が物顔でほぐされる。にゅぐにゅぐと膣肉が弛んで。かぱかぱ開く。
「あッ・・・や・・・シャワーしたばっかりなのにぃ〜・・・」
ヒスイは、快感に顔を歪ませながら言った。
「あッ!!あぁんッ・・・あッあッ・・・」
トパーズはお構いなしで指を動かし。ヒスイに尻を振らせ。
「手錠を外したのもあいつか」と、質問した。
「うん・・・あんッ!!」
「クク・・・だったら問題ない」


「なんで・・・あッ!あうぅんッ!!!」


ヒスイの股間にトパーズのペニスが食い込んできた。そこで話は中断し。
「んッ・・・く・・・あぁんッ・・・」
膣が勝手に食事を始める・・・
むちょむちょ。ペニスを含んで。ちゅくちゅく。吸って。その美味さに垂涎する。
「あッ・・・ううッ・・・!!!」
トパーズはヒスイの尻を両手で掴み、中を強く擦った。
「あッあッあッあッ・・・あッあッ・・・あ・・・!!」
愛液がヒスイの太ももを伝うようになるまで。絶えず。執拗に。
「あッ・・・あ・・・トパー・・・ズぅ〜・・・」



体育祭の賑わいが聞こえる中、数学教師のペニスで喘ぐ女生徒、ヒスイ。
セックスでたっぷり汗をかく。今日も不健全極まりない。
トパーズは途中何度かペニスを抜いて、ヒスイを焦らし、欲しがらせ。
最後に「好きなだけ食わせてやる」と、射精寸前のペニスを与え、貪らせた。
「あ・・・トパぁ〜・・・あッ!!!!」
膣内で大きく膨らみ、先端から精液が弾け飛ぶ。
同時にヒスイも絶頂し、食後のドリンクをごくごくと飲み込んだ。
「ん・・・トパ・・・」
「隠す必要はない。エンには――」


「オレにやられた、と、言え。わかったな」



こちら、保健室。エンジェライト。
「・・・・・・」
ヒスイとの再会で、一瞬言葉を失う。
その首筋には鮮やかなキスマークが出来ていた。さっきまでなかった筈だ。
「君・・・まさかまた・・・」
(この子、もしかしてセックス依存症・・・)
保健医目線から、事態は深刻だ。放っておくわけにはいかない。
「座って」
さすがに声も厳しくなる。
「・・・・・・」
ここは女子校で。ヒスイの相手が、校内の男性教員であることはほぼ間違いないのだ。
エンジェライトはヒスイの向かいに腰掛け、話し出した。
「君ぐらいの歳の子は、恋愛やセックスに興味があるんだろうけど・・・身近な異性に都合のいい幻想を抱いているだけなんだ」
「幻想???」(エン先生、何言ってるんだろ?)
「背伸びしたい気持ちもわかる。でもね、セックスをしたからって大人になるわけじゃないんだよ?経験を焦る必要はないんだ」
「?」エンジェライトの言いたいことがイマイチわからないヒスイ。
一方、エンジェライトは、真剣な顔でヒスイを見つめ、言った。


「君は、このままじゃいけない」


「??」(なんでだめなの?)
「僕は、君を助けたい」
「???」(別に助けなんて求めてないんだけど・・・)
話せば話すほど、深まる謎。更に。
「君は今、心も体も傷ついているんだ」
「????」(え?そうなの?)
困惑するヒスイに。
「本当に、合意の上なの?」と、切り出すエンジェライト。
「うん」と、ヒスイが頷く。
「相手は・・・」
話がそこに及ぶと、ヒスイは口を結び、プイッ!横を向いた。
“話したくない”という意思表示だ。
その代わりと言っては何だが・・・ぐぅぅ〜・・・お腹を鳴らす。
「!?」この状況で、空腹を訴えるとは。
エンジェライトは耳を疑い、瞬きをして。
「・・・お腹、空いてるの?」
こくり、またヒスイが頷いた。
「サンドイッチだけど、よかったらどうぞ」
草食系エンジェライトのお手製サンドイッチは、ヘルシーな玄米パンに野菜がどっさり。菜食主義のヒスイにとってはかなりのご馳走だ。
「ありがと」
ヒスイは笑顔で礼を述べ。早速、もぐもぐ・・・それを食べ出した。
「・・・・・・」
こうしていれば、この上なく可愛らしい小動物。
しかし、ちょっと目を離した隙に、所構わずセックスをする問題児だ。そのギャップに戸惑うエンジェライト。
「・・・・・・」(この子・・・扱い方がよくわからない・・・)




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