とある男子校の校長室に。
「あれ?セレ???」
学ランに身を包んだヒスイが姿を見せた。
「なんでここにいるの?」
「トパーズの影武者のようなものだよ」
教育機関の最高責任者であるトパーズの正体は、ごく一部の者しか知らない。
時間の遣り繰りが厳しい時など、たまに代理として呼び出されるのだという。
キングサイズの机と椅子に悠々と腰掛けている様は、司令室で見るものとそう変わらない。
「ところで、どうしたのかね、その格好は」
ヒスイの学ランについてセレが尋ねると。
ヒスイは、机の裏側へと回り、セレの脇に立って。
「スピネルに借りてきたの!これなら、ここの生徒に見えるでしょ?」
得意気に両腕を広げてみせた。
「なかなか面白い冗談だ」
「冗談じゃないんだけど」
入学許可を貰うつもりで、ここへ足を運んだのだと、ヒスイが語る。
「それは困ったね」セレは苦笑いだ。
本人は男装と言い張るが、そもそも体格が適さない。
学ランは見事にダボダボ。残念ながら、女子にしか見えず。
しかも、とびきりの美少女だ。目立ってしょうがない。
ヒスイがここまで必死になるのには、無論理由がある。
愛するトパーズが、この男子校に転任したのだ。
モルダバイトのオタク文化の影響から、最近のヒスイは同性愛妄想に陥りやすくなっていて。
「なんだか、トパーズが危ない気がするの!」
「近くで見守りたいという気持ちは、わからなくもないがね」
今日も見事なまでに暴走している。
「よく考えてみたまえ。危険なのは君の方ではないかね、ヒスイ」
「え?なんで???」
「世の男の大部分は、同性より異性を好むものだよ」
飢えたオオカミの群れにウサギを一匹放り込むようなものだ。
トパーズが認める筈がない。
「でも私は――」
と、その時。誰かの足音。
「わ・・・セレ!?」
セレがヒスイを抱き上げ、膝に乗せる。
そのまま、くるりと椅子を回転させ。背もたれを入口に向けて。
間もなく、トパーズが現れた。
代理のセレに特に挨拶もなく、窓際で煙草を吹かし始める・・・どうやらこの場を喫煙所にしているらしい。
(セレってば!!なにす・・・)
無謀にもトパーズの前に飛び出そうとするヒスイを腕に収め。
その口に大きな手を被せるセレ。
「・・・この部屋に“何か”いるようだが?」と、トパーズ。
「気のせいではないかね?」椅子の向きを変えず、セレが返答する。
「・・・・・・」
校長席にトパーズが一歩近づいた、そこでちょうど予鈴が鳴り。
「・・・後で迎えにくる。逃げるなよ」
トパーズはそう言って、一旦、校長室から去った。
「ヒスイ?どうかしたのかね?」
途中から急に大人しくなったかと思えば。
ヒスイはセレのネクタイを握り、結び目をじっと見ていた。
それから・・・
「ネクタイの結び方、教えて欲しいんだけど」と、申し出る。
「構わないよ」と、セレ。ヒスイを膝から下ろし。
(むしろここで遊んでいてくれた方が、校内が平和だろうからね)
こうして、セレがヒスイの練習に付き合うこと15分・・・
「意外と難しいわね、これ・・・」
「ヒスイ、それでは首が締まってしまうよ」
「あ、そっか、ここをこうして・・・」
・・・試行錯誤の末、何とか様にはなってきた。
ところがそこで、校長室の扉が開いた。トパーズだ。
早急な対応が必要と判断し、ヒスイを回収に来たのだ。
教室に、魔法で創りあげた自身の分身を残し、抜け出してきた。
当然、機嫌は悪い。
「わっ!?」
ヒスイは驚きのあまり、つい目の前のセレに抱きついた。
他意はない、が。
「・・・・・・」
問答無用で学ラン姿のヒスイを抱え上げるトパーズ。
ついでにセレを一瞥する・・・と。
「やれやれ」
何を言われた訳でもないが、セレは察し。
「見つかってしまっては仕方がない」と、校長室を明け渡した。
「お仕置きは程々に」
トパーズは、先程煙草を吸っていた窓際までヒスイを連れてゆき、そこに立たせた。
「どういうことだ?これは」
「え・・・だからあの・・・トパーズが、若い男の子の餌食になったら困ると思って・・・私が守るつもりで・・・」
「・・・・・・」(餌食になるのはお前だ、馬鹿)
ヒスイの学ランに手を伸ばし、金ボタンを外す・・・
「トパーズ?」(あれ?もしかして、怒ってる???)
ズボンもショーツも脱がされ。エッチの気配。
「ちょっ・・・トパ・・・ん・・・」
鎖骨と首筋と・・・一束の髪に口づけ。
トパーズが、挑発的な目でヒスイを見ると。
「ここは?」照れた顔で、唇を指すヒスイ。
聞こえない振りをすると、「けち」と、拗ねたが、トパーズは構わずヒスイを床に座らせ。
スーツのポケットから、コードレスタイプのエッグローターを取り出した。
「え・・・?」
トパーズの手元を、ヒスイが凝視する。
初めて見るそれは、丸く、色は白で、大きさから言っても、本物の卵そっくりだった。
「な・・・なに・・・」
トパーズは、座ったまま後ずさりするヒスイの手首を掴み。
「やッ・・・あ!!!」
陰唇の間、それを強引に捻じ込んだ。
ぐぐ・・・ぐぷんッ・・・
「!!ひぁ・・・あ・・・」
膣穴に疑似卵が入ってくる・・・
「トパ・・・ん・・・」
戸惑うヒスイの唇を、ここぞとはかりに塞ぐトパーズ。
こうして。
“一個入れるごとに、キス一回”という条件のもと、ヒスイに足を開かせた。
「あ・・・ん・・・んんッ・・・」
ローターが好きな訳じゃない。でも、キスが欲しい。
「はぁはぁ・・・」
唇を吸い合い。舌を捏ね合い。
トパーズと自分の間で、唾液が糸を引くのを見ていたら、何がどうなってもいい気がしてきた。
「は・・・ふッ・・・」
口を開き、膣も開いて。次々と卵を呑み込むヒスイ。
もう、いくつ仕込まれたのかわからない。
「あ・・・んぅぅッ・・・!!」
卵をひとつ入れられる度、恥骨の裏側が、ぞくん、とする。
新しく入れられた卵が、古い卵を押し上げたり、押し退けたりして。
膣のカタチが目まぐるしく変わっていく。
「あんッ・・・あ・・・あぁ〜・・・」
トパーズとキスをしている間は、どんなことも快感だった。
歪な形に膨らんだ膣の中も、気持ちがいい。
次の卵を待ちきれず、ヒスイが腰をくねらせると。
「揺らすな、入れにくい」
トパーズの手が、片方の尻肉を掴んだ。指が食い込むほどの力で。
「はぅんッ!!あッ!!あぁぁ!!!トパぁ〜・・・」
甘ったれた涎を垂らして、媚態を晒すヒスイ。
少なからずMっ気があるので、逆に感じてしまう。
乱暴なようで、トパーズは、やっぱりエッチが上手いのだ。
ヒスイの悦ばせ方をよく知っている。
「そら、卵だ」
「あッ!はぁぁぁんッ!!」
一個、また一個と、僅かな隙間に詰め込まれ。
「あッ、あッ、あ・・・!!!」
重なった唇の間から、ヒスイが昂った声を漏らす。
ぐちゅ・・・っぷ・・・ぐりぐりぐりぐり・・・・・・ごぷッ・・・!!
限界を知らせる音が響いたところで、トパーズの唇が離れた。
「ふぁ・・・トパ・・・ズ???」
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