「はふ・・・あ・・・トパーズぅ・・・んッ」
これまでずっと背中を預けていたトパーズBに耳を甘噛みされる。
一方で、クリトリスの錘を引っ張られた。
「――!!ひゃあんッ!!」
外れない程度の力加減でも、刺激としては充分すぎるほどで。
いつの間にかできていた愛液溜りから、ヒスイは腰を浮かせ。そのまま痙攣。
「あ・・・あ・・・」
キュンキュンと空収縮する膣が、絶頂液混じりの愛液を吐き出した。
「イッたか」
トパーズB・C、どちらかわからないが、そんな声がして。
次に聞こえたのは、ビニールテープの音。
「はぁっ・・・はぁっ・・・トパ・・・?」
再び背面座位で両脚を開かれる・・・
後ろから回された手によって、ヒスイの脚は一定の角度で固定されていた。
「?」(お○ん○ん、くれるのかな?)
密かに期待するヒスイだったが・・・その考えは甘かった。
「――!?」(うそ・・・でしょ!?)
膣口に、硬すぎる亀頭の感触。
しかも二つ並んでいる。バイブが二本、まとめて挿入されようとしていた。
「や・・・っ!!そんなの無理に決まって・・・」
今更抵抗したところで・・・遅かった。
「ひッ・・・いッ!!んッ!!あぁぁ・・・ッ!!!」(ふと・・・いっ!!)
奥へくるほどに、脚の震えが大きくなる。
Wバイブの形がお腹に浮き上がってきそうだった。
「んぃ・・・ッ!!」
ヒスイは泣きながらも、歯を食いしばり、挿入に耐えた。
「はぁっ・・・はぁっ・・・こ・・・んなの・・・、こんなのぜんぜん・・・きもちよくないんだからぁっ!!」
この期に及んで文句を言うが。
何とでも言え、と、トパーズB・Cは鼻で笑い。



「「どうせすぐ堕ちる」」






「あッ・・・ふぁッ・・・や・・・あ・・・んッ・・・あッはッ・・・あッ!!」
Wバイブのスイッチを入れられ、人工的に掻き混ぜられた膣肉から、ぶくぶくと官能の灰汁が出る。
「ああッ!!うッ・・・ふッ!!」
分身トパーズによる両脚の拘束は解かれていたが、膣の異様な拡張感から閉じることもできず。
着地点を見つけられない爪先が空中でビクンビクンしている。
「あぁ・・・ッ!!」
喉を反らせた先で頭を振り乱すほど、快感が制御できなくなっていた。
「んあぁぁ・・・ッ!!」
乳首とクリトリスが、今にもクリップを弾き飛ばしそうなくらいに腫れ上がっている。
「んふぁ・・・あ・・・あぁぁッ!!」





「・・・・・・」
こちら、オリジナルトパーズ。
帰宅後、ヒスイの顔を見に、ベッドルームへと足を運んだが・・・いない。
「・・・・・・」
行き先には、当然心当たりがある。そこで何が行われているのかも。
「あのバカ」
魔法陣を使う間も惜しんで、瞬間移動。
SM部屋にオリジナルトパーズが姿を現した。
「・・・・・・」
分身は消しても、SMグッズは残る。
ヒスイの体には、アイマスクと首手枷、ボディークリップ、それから・・・バイブが二本。
トパーズはまず、ヒスイの膣を歪に拡げていたWバイブを抜き。
ペチッ!額を叩いた。
「はぁはぁ・・・トパー・・・ズ?おかえり」
「・・・おかえりもクソもあるか」
この状況で、よくそんなことが言えると思う。
ヒスイらしいといえば、ヒスイらしいのだが。
「・・・・・・」

トパーズはスラックスを下ろし、正面からヒスイにペニスを挿入した。

「あ・・・」
ずぷずぷずぷ・・・
弛みきった膣肉の中に本物の亀頭が入ってくる。
「ん・・・」(なんかもう・・・)
ヒクヒクと反応はしているが、締める力は残っていない。
それでも、ペニスを挿れられるのは気持ちが良くて。感じずにはいられなかった。
「あ・・・はぁ・・・」
「ココまでバカになったか」と、トパーズ。
ゆる過ぎる――と言って、ヒスイの唇を塞ぎ、そのまま腰を使い始めた。
「ん・・・ぅ・・・」
ゆっくりと出し入れしながら、雁首でヒスイの肉襞を整えてゆく・・・
「ん・・・ふぅ・・・ッ!」
そこは滅茶苦茶に乱れていて、途中何度もペニスに絡まった。
「何でも咥えるから、こうなる」
「っ・・・だって・・・んッ・・・」
言い訳は許さないとばかりにヒスイの唇を吸い。
「ん・・・ぁ・・・」
離れる唇と唇の間、泡粒つきの糸が引く。


「・・・躾け直してやる」


そう言いつつも、ピストンは緩やかで。
言葉でなじりながら、優しく愛す。
「あ・・・くぅんッ!!」
ズチュッ・・・ズチュッ・・・
「あッ・・・はぁ・・・トパぁ・・・んッ・・・んんッ」
ヒスイの股間からトパーズが腰を上げると。
ペニスの根元から愛液が伝い、それが膣の中へと戻ってくる。
「あ・・・んぅッ!!」
ゾクゾクするような快感。
これを繰り返しているうちに、愛液が粘りを増して、膣とペニスを強く結び付けていった。
「ふぁ・・・んッ!!」
トパーズの腰と一緒にヒスイの腰も持ち上がる。
「あッはッ・・・トパぁ・・・あ・・・あッ!!あッあッあッは・・・ッ!!」
ブチュルルル・・・ッ!ブチュッ!ブチュッ!
凹と凸をひたすら組み合わせ、しばらく腰を振り合ってから。
トパーズは亀頭をヒスイの子宮口に引っ掛け、中を揺らした。
「っあッ・・・そこ・・・い・・・ッ!!」
堪らないといった様子でヒスイが喘ぎ。
「あ・・・あぁぁぁぁッ!!」
次の瞬間、達する。追ってトパーズが射精した――
「ひぐッ・・・あ・・・!!あー・・・!!」
愛液で濡れたペニスの先から精液が噴出し、今度は子宮を濡らしてゆく・・・
「あぁッ・・・あッ・・・あ・・・あ・・・」(すご・・・いっぱい・・・でてる・・・)




bath time・・・


広い浴室の一番奥に大きなバスタブ。
同じ壁面にガラス窓があり、湯船に浸かりながら、外の景色を見ることができる。
アンティーク調の綺麗なタイル張りで、お洒落かつ、温かみのある造りになっていた。

すべてから解放されたヒスイは、バスタブの縁で両腕を組み、その上に顔を乗せている。
その傍らで、トパーズが髪を洗っていた。
「疲れたぁ〜・・・」と、ヒスイ。
「当たり前だ」
地下の件は、聞いていないことを前提に忠告したのだ。
ところがそれを中途半端に聞いていて。勝手に解釈した挙句・・・あの様だ。
「留守番もマトモにできないのか、お前は」
「う・・・だからそれは、ごめんって・・・」
でも――と、ヒスイが続ける。
「色々されて驚いたけど、そんなに嫌じゃなかったかも」
「・・・・・・」
トパーズは手を止め、ヒスイを見た。
「全部トパーズが作ってくれたものだから、愛着が沸くっていうか・・・」
「・・・・・・」
いつもながら、愛の方向性がおかしい。
「アレ※Wバイブ※だって、もう少しで好きになれそうだったのに」
「二本挿しを好きになってどうする、バカ」
トパーズはそう言いながら、シャンプーの泡がついた銀髪を掻き上げ、ヒスイとキスをした。


「・・・ダメな女」
「・・・そうかも」


(だが・・・)



それでいい。



どんなにダメな女でも。



オレだけは、愛してやる――











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