暖炉前。
「ん・・・ぁ・・・」
舌で舌を捏ねられ、股間を濡らすヒスイ。
腰も砕ける濃厚キス・・・
「ふぁ・・・」
ヒスイが絨毯にへたり込むと、追ってコハクが腰を下ろし、小さな体を後ろから抱きかかえた。
「風邪ひいちゃうといけないから、服は着たままでいいよ」
そう言って、パンツだけ脱がせる。
ヒスイは両脚を開き、濡れた陰部をコハクに触らせ・・・
「ひぁ・・・」思わず、声を漏らした。
「冷たいかな?ごめんね」
吹雪の中を飛んできたコハクの指先は冷え切っていて。
ちゃんと血が通っているか心配になる。
「んんッ・・・おにいちゃ・・・寒くない?」ヒスイが尋ねると。
「寒くないよ」コハクはにっこり微笑んで。
「ああ、でも・・・」と、言いながら、ヒスイの割れ目を手探りした。
「あ・・・ッ!!」
膣に指を入れられ、ヒスイの両脚がM字に固まる。
「んぅ・・・おにいちゃ・・・」
「ヒスイのココがね、いつにも増して温かく感じる」
ねっとりした膣肉に包まれる指。
「ジンジンしてきた。ヒスイの中はすごく・・・気持ちがいいよ」
「ん・・・ッ!!」
そんな風に耳元で囁かれる度、濡れていく。
「もう一本、入れていいかな」
「う・・・ん・・・ぁ」
二本指を咥えた膣口からトロトロ愛液が垂れる。
「あッ・・・は・・・ぁ・・・あッ・・・はッ・・・ん・・・」
揺らめく炎を見ながら、膣にたっぷり愛撫を受け。
「ん・・・んん・・・ッ・・・」
早くも下半身が痺れてきた。
「そうだ、いいものがあるよ」
一旦指を抜き、コハクが言った。
ポケットからボトルを取り出し、片手で器用に蓋を開け、中の液体をヒスイの性器に注ぐ・・・
「あ・・・」
恥丘からアナルまで、とろみのある液体が伝った。
「お・・・おにいちゃ・・・?これ・・・なに?」
「芋茎から作ったローション。大丈夫だよ。100%天然素材だから」
畑で採れたものだと、ヒスイに言い聞かせ、キスをする。
芋茎は、古来からセックスで使用されてきた根菜だ。
サポニンという特殊成分を含んでいる。
サポニンは粘膜に触れると、痒みを引き起こすのだ。
コハクの狙いはそこにあった。空になったボトルを床に転がし、微笑む。
「今夜は・・・」
エッチな女の子になってね。
「は〜い、じっとして・・・」
コハクはローションを指に取り、ヒスイの膣粘膜に直接塗り込んだ。
「あ・・・うぁ・・・」
お腹の中で、ヌルヌルとコハクの指が動く。
「ふ・・・んくッ・・・!!」
不自然なほど、ヒスイが腰を揺らし始めた。
「お・・・にいちゃ・・・かゆ・・・いよぅ」
効果が現れると、コハクは膣から指を抜き、ヒスイを仰向けに寝かせた。
上に乗ってガウンを捲り、ネグリジェごしにヒスイの乳首を強く吸う。
「ふぁ・・・ッ!!あッあ・・・」
ヒスイは髪を振り乱した。
嬉しくないことはないが、膣が痒くて痒くて堪らないのだ。
「おにいちゃ・・・ぅ・・・ここ・・・かゆ・・・」
コハクに膣の痒みを訴えるヒスイ。
「うん」と、返事をするコハクだったが・・・可愛がるのは乳房ばかりで。
揉んだり、摘まんだりする一方、膣は放置だ。
「うッ・・・あ・・・」(だめ・・・かゆい・・・)
あまりの痒さに耐えられず、ヒスイは自身の膣に指を入れ、中を掻き出した。
「あッ・・・はぁ、はぁ・・・あ・・・ん」
痒いところを掻く悦び。そして、掻けば掻くほど、気持ちがいい。
「ふッ・・・あぁ・・・ッ」
ヒスイはすっかり淫らな気分になって、自慰に似た行為に励んだ。と、そこに。
「すごく可愛いよ、ヒスイ・・・僕にも手伝わせて、ね?」
コハクが手を出してきた。ヒスイの両脚を肩に担ぎ、膣に指を入れる。
「んぐ・・・ッ!!!」
自分の指と合わせて2本。膣内で共同作業が始まった。
「あ・・・ッ!あああッ!!あッあッ・・・あッん!!」
自分の指でお腹側を掻き、コハクの指にお尻側を掻かれ。
「あッあッ・・・ふぁ・・・ッ!!」
指と一緒に腰を振り回すヒスイ。
「おにい・・・ちゃぁ・・・か・・・かゆ・・・もっとこすっ・・・あッ・・・」
コハクが指を抜いた。つられてヒスイの指も抜ける。
「ああ・・・ッ!!や・・・」
途端に、膣が猛烈な痒みに襲われる。
何かを入れられていないと、痒くて痒くてどうしようもない。
もっと強く。もっと激しく。膣を掻き毟って欲しい。
「あッ・・・うぅ・・・かゆ・・・ぅいっ!!」
「よしよし・・・」
コハクは、悶え苦しむヒスイの頬を撫で、唇にキスをして。
「そろそろ、僕の使う?」
「僕のコレで、ヒスイのソコを掻いてあげる。きっと気持ちがいいよ」
少し言い方を変え、ヒスイを煽る。ヒスイも勿論、それを望んだ。
「じゃあ、どうぞ」と、にっこり微笑むコハク。
「はぁ・・・はぁ・・・おにいちゃ・・・」
ベルトを外すところから、ヒスイにやらせる。
「ヒスイ・・・」
ペニスを求め、焦る手つきに、ますます欲情し、硬度が上がる。
「あ・・・」
カチカチの勃起ペニスを手にしたヒスイは、思わずそこに口づけた。
「おにいちゃ・・・はやく・・・これ・・・いれ・・・あそこ・・・かゆ・・・」
「はいはい、今挿れるからね〜・・・」
ヒスイの限界を見定め、コハクがペニスを与える。
「あ・・・おにぃ・・・」
むちゅ・・・ッ。
亀頭で濡れ肉を開く・・・ヒスイの膣内はとても蒸していた。
ペニスには嬉しい湿度だ。満潮となった膣は滑りがよく。
にゅるん・・・ッ。
ペニスはすぐに奥へと到達した。
コハクが子宮をひと押ししてやると。
「ひッ、あッ、あぁッ!!!」
ヒスイは両手でコハクの肩を掴み、股を拡げて喘いだ。
(これは結構・・・くるなぁ・・・)
ペニスを膣に挿入したことにより、コハクの粘膜にもローションの成分が滲み込んできた。
サポニンの作用で、コハクのペニスも痒くなる。
(こんなはずじゃなかったんだけど・・・)
サポニンは、粘膜は粘膜でも、膣粘膜に最も効果的な成分なのだ。それがペニスまで及ぶ。
(と、いうことは・・・)
相当な濃度ということで。ヒスイの理性がぶっ飛ぶのも無理はないと、身をもって知った。
このまま思いっきり擦りつけたいのが本音だが、エッチなヒスイを見るためにやっていることなので、ここは堪えて。
「よっ・・・と」
上下を入れ替え、騎乗位にもっていく。
いつもなら、恥ずかしがって嫌がるが、今のヒスイはそんな余裕もない。
どんな格好でも、刺激が欲しいだろうと踏んで。
「どうすればいいか、わかるよね?」
コハクは優しく声をかけた。
「ん・・・あ・・・」
コハクの上で、ペニスに跨ったヒスイが始動する。腰を浮かせて。沈めて。
ぬぅーっ。ぬぅーっ。ぬっ。ぬっ。ぬぅーっ。
陰唇でペニス舐めるようにして、味わう。
「んッ、あッ・・・」(かたくて・・・きもち・・・い・・・)
しかし、痒みは収まらず。
性交の疼きと混ざり、次第にこの動きでは物足りなくなってきた。
「あッは・・・ッ!!!」
腰を前後にスライドさせ、性器を擦りつけるヒスイ。
コハクの陰毛がクリトリスに擦れ、なお気持ちいい。
「あああぁ・・・ッ!!」
ぐしゅぐしゅ、ぐしょぐしょ、いかにも濡れている音が結合部から聞こえた。
「そろそろイこうね、ヒスイ」
「はンッ・・・!!」
コハクが下から突いてやると、ヒスイは大きく仰け反り、即座に達した。
「じゃあ、僕も・・・」
「あ・・・ふぅ・・・」
コハクの熱い精液が噴き上がってくる。
絶頂と中出しを経て、膣内は少し落ち着いたようにも思えたが・・・間もなく痒みは再発した。
「あッ・・・んんんんッ!!」
「んは・・・ッ!!」
「あぁあんッ!!おにいちゃ・・・!!」
コハクの上で何度イッたかわからない。それに見合うだけの射精も受けた。
ヒスイの膣は愛液と精液とローションにまみれ、断続的に収縮を繰り返していた。
「ヒスイ・・・」
「ん・・・ぁ・・・」
ヒクヒクしている膣に度々精液が流し込まれ。
「ん・・・はぁッ・・・」
激しく擦っている間は、痒みから解放され、快感を得ることができる。
ヒスイは“擦る”という行為に取り憑かれてしまっていた。
「あ・・・ン」
コハクの射精中は大人しくしているが、それが済むとまた腰を振り始めるのだ。
「あッ・・・あッ・・・あッ・・・あんッ・・・あん」
「・・・・・・」
執拗に、膣でペニスを扱いてくる。コハクも驚く、エロっぷりだ。
(やっぱりちょっと・・・効きすぎちゃったかな)
ヒスイがここまで痒がるとは、コハクも思っていなかったのだ。
「あッ・・・おにぃ・・・ッ!!!」
コハクは両手でヒスイのお尻を掴み、ペニスを深く入れ。射精しながら。
「・・・・・・」
(エッチなのは大いに結構なんだけど・・・中、かぶれてないよね?)
ただならぬヒスイの様子に、だんだん心配になってきた。
「あッ・・・・・・あッ・・・」
体を震わせ、中出しに感じているヒスイの腕を掴み、注意を向けさせ。
コハクは「まだイキ足りない?」と、尋ねた。するとヒスイは。
「ううん・・・でも・・・かゆ・・・いの。おなかのなか・・・かゆくて・・・じっとしてられな・・・」
「・・・ごめんね、ヒスイ」
上体を起こし、ヒスイの体を抱き締める。
「そろそろお湯で流そうか。中までよく洗おうね」
「かゆいの・・・なおる?」
「うん、治るよ」
こうして、二人は仲良くバスルームへと向かった。
再びこちら、男性用ホテル。
「父・・・さん?」
サルファーが目を覚ました時、コハクは部屋にいなかった。
「・・・・・・」
行き先は、すぐにわかった。
「また、あの女か・・・」
(父さんは・・・何があってもあの女を一番に選ぶもんな)
「・・・ちぇっ」
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