「え〜っと・・・おにい・・・ちゃん?」
困惑気味にヒスイが呼ぶと。
「うん」コハクの分身Bは迷わず返事をした。
問答無用の爽やかな笑顔だ。そして。
「会いたかったよ、ヒスイ」コハクBの抱擁。
再会すれば、当然セックスの流れとなる。
分身とはいえ、コハクはコハクだ。拒む理由もなかった。
顎を掴まれれば、キスのサインで。目を閉じて、唇が重ねられるのを待つだけ。
「ん・・・」
唇で唇の温度を感じる・・・何度もキスをして確かめたが、本物のコハクと同じだ。
(同じ・・・はずなんだけど・・・)
なんとなく馴染めずにいるうちに、パンツを脱がされ。
気がつけば、草の上で脚を開いていた。


「あ・・・ッ」
「どうしたの?緊張してるね。表情もここも少し硬くなってる」
コハクBの前で足を開いてみたものの、ヒスイは迷っていた。
正面から挿入された指は二本。
いつもならどうということはないのに、何故か少しきつく感じる。
「は・・・ぁ・・・」俯き、息を吐く。
そんなヒスイの頬を撫で。
「迷ってるのかな?僕が“分身”だから」と、コハクBは自ら言い、今度はヒスイの膣肉を撫でた。
すりすり・・・優しい愛撫だ。充分、感じる。
「あ・・・ッ・・・はッ・・・」
背中を丸め、ヒスイは控えめに喘ぎ。
「そ・・・なこと・・・おにいちゃんは・・・おにいちゃん・・・だも・・・」
現に膣内も膣口も音が鳴るほど濡れている。
「うん、僕は僕だよ。ヒスイ」
言ったと同時に、コハクBは指でヒスイの膣口を大きく開いた。
それによってできた輪の内側には愛液の糸が無数に張り巡らされ、その奥はヒクヒクと蠢いている。生々しく、愛おしい。
コハクBは手早くペニスを引き出し、そこへと向かわせた。
「あ・・・うッ!!!」
露出した膣粘膜に亀頭が触れる・・・くちゅっ、音がして。
「あッ・・・あ!!!」
ヒスイの踵が地面から離れた。


「力を抜いて・・・そう、奥までいかせてね。いつもみたいに」


「う・・・んぅ・・・おにぃ・・・ちゃ・・・」
甘い囁きと共に、膣が開かれてゆく・・・
「あ・・・ふぁ・・・」
下腹の強烈な圧迫感により、仰向けに倒れるヒスイ。
そのままコハクBが上に乗り、つるんとした恥丘に金色の陰毛を被せた。
「あッ・・・んッ!!」
包皮からはみ出してきたヒスイの肉芽を押し潰し、それからゆっくりと膣内のペニスを動かす。
「おにいちゃ・・・おにいちゃ・・・あッあッ・・・ん・・・は・・・ッ」
ヒスイは、重なったコハクBの体に両腕を回し、度々キスをねだりながら、膣をペニスに委ね、感じた。
「あ、あ、あ・・・」
じゅくっ、じゅくっ、動くペニス。腰の一振り一振りに愛がある。
「はぁ・・・はぁ・・・」
(おにいちゃん・・・のだ・・・)
何一つ異なる点はなかった。
いつもと同じリズムで、気持ちいいところを狙って擦ってくれるのだ。
「あ・・・あぁ・・・」
思わず一緒に腰が揺れてしまう。凹凸間の粘りが強くなった。
「・・・ね?本物と何も変わらないでしょ?」
微笑んで、ヒスイの唇を啄ばむコハクB。
「ん・・・」
キスをしながら、ペニスを挿入される時間は至福で。
しっとりと・・・深い快感を得る。
「あ・・・ッ・・・は・・・はぁ・・・ん・・・おにいちゃ・・・」


コハクBは上体を起こし、腰を前に突き出した。より男女の結合が深まる。
「あ、あッ!!!」
追ってヒスイが伸ばした手は、コハクBの肩に届かず。
しかしそこで、コハクBの手がヒスイの手首を掴んだ。
ちゅっ。指先に、キスをして。
「わかる?今、一番深いところに入れたよ」
「あく・・・ッ!!!」
子宮口に加わる力が格段に増し、悶絶するヒスイ。
「んぅ・・・ッ!!!!」
もともと上気していた頬の赤味が濃くなり、全身に汗が滲む。
「あぁぁぁッ!!!!んー・・・!!!!」
ぶるっ・・・ヒスイは唇を噛んで震えた。そして。
「あ」声が途切れる。ギューッと膣が締まった。
「ちゃんとイッてくれて良かった」と、コハクB。
嬉しそうに微笑んで、射精した。
「お・・・おにぃ〜・・・ちゃ・・・」


コハクBは、ヒスイを膝の上でお姫様だっこし、しばらくの間、頭を撫でていたが。
最後に1回、唇にキスをして。
「そろそろ次の僕を探すといい。この辺りの獣は、根こそぎ狩っておいたから、危険はないよ」
「あ・・・うん」(次の僕???)
ヒスイは、夢で複数のコハクにお仕置きセックスされたことを思い出した。
(これは・・・新しいタイプのお仕置き・・・!?)
誤解し・・・納得してしまう。
(だったら頑張ってエッチしなきゃ!!)



「ヒスイ」
次なるコハクは、ジャングルと街の境界、建物の裏にいた。
出会ってすぐキスをして。舌を吸い合う。
(本物のお兄ちゃんじゃない・・・けど)
やっぱり唇の温度は、コハクと同じで。
お兄ちゃんはお兄ちゃんだし、と、自分に言い聞かせる。
制服のシャツに手が入り、前開きブラのホックが外され。
「ヒスイ・・・」「ん・・・」
乳首を弄られながら、またキスをする。
「はぁ・・・ん・・・」
キスの合間に吐く息で、欲情の具合を探られ。
「・・・もう入れても平気?」「ん・・・」
建物の壁を背に、片足を持ち上げられての挿入・・・だが。
コハクCは、亀頭が膣口を抜けないよう加減し、そこを刺激してきた。
鈴口でほんの少しだけ膣を開いて、擽るように。
「あ・・・やぁ・・・」

くちゅくちゅくちゅ・・・じわぁ・・・

「くすっ。やっぱり出てきた。前の僕の精液」
「っ・・・!!!」
たちまち、ヒスイの顔が赤くなる。
やましいことをしてきたような気分だった。
「あ・・・んんッ・・・」
挿入を寸止めされた膣口がきゅんきゅんする。
コハクCの前で、そこは恥ずかしげもなく濡れ。ペニスを誘った。
「ずいぶん柔らかいなぁ・・・」
苦笑いで腰を進めるコハクC。
「ん・・・ッ・・・!!!」
与えられたペニスを、膣が吸い込む。
「あ・・・はぁ・・・」
コハクCのペニスはすぐに視界から消え。
唯一、金色の陰毛だけがお腹の下に見えた。
「ん・・・は・・・」
「ヒスイ、僕は何人目?」
「ふ・・・ふたり・・・め」
「そう。思ったより少ないね。でも・・・思ったより妬ける」
ニュッ!ニュッ!コハクCのペニスが、濡れた膣内で激しく動く。
ニュクニュク・・・膣が気持ち良さげに鳴いている。
「あッあ!!おにいちゃぁ〜・・・」
ヒスイもコハクCのシャツを掴んで、感じ泣き。
「ヒスイ」
名前を呼ばれてキスをする。
それからコハクCは・・・


「確かに僕は分身だけど、ヒスイを妊娠させることだってできるよ」


「!!」
「くすっ・・・今、嫌って顔したね」
そう言って、ヒスイの腰を引き寄せ。凹に凸を深く嵌め込む。
「ッあ・・・!!!!」
「そんな顔しても、中に出すけどね。好きだよ・・・ヒスイ」
「まっ・・・おにいちゃ・・・あぁぁッ!!」
コハクCはヒスイの骨盤を両手で掴み、長い射精をした。
「ん・・・んんッ!!!あ・・・あッ・・・」
精液で膣内を洗浄されているような感覚に陥りながら、ヒスイも達し。
「あッ、あッ、あッ・・・」背中が壁に擦れる。
一度中出しをした後、コハクCは我がものとばかりにヒスイを突き上げ。
ヒスイも感じるだけ感じて。イクだけイッて。
もうほとんど地面に足がついていない状態だった。
「はぁッ・・・はぁ・・・あ・・・」
終わりがないかと思うくらい、長時間ペニスの挿入が続き。
膣は開きっぱなし。愛液も出っぱなし。
ヒスイの視界は霞み・・・失神寸前だ。


それに気付いたコハクCは。
「ずっとこうしていたいけど、そうもいかないみたいだね」
と、ヒスイの膣からペニスを抜いた。するとすぐ、精液の逆流が始まり。
「逆流が治まるまでこうしていようね」と、コハクC。
ヒスイの股間に顔を埋め、許容を超えた精液を排出する膣口を、優しく優しく舐め上げる。
「お・・・おにいちゃ・・・いいよ・・・そんなことしなくても・・・っ」
両手でコハクCの金髪をくしゃくしゃにして、遠慮するヒスイ。
「ヒスイのココで、僕も気持ち良くしてもらったからね。ほんのお礼だよ」
コハクCは舌を引かず。更に尽くした。
「イッちゃ・・・イッちゃうってば・・・っ!!あぁんッ・・・」
言ったそばから、痙攣。痙攣が、止まらない。
「あ・・・ッ・・・うぅぅんッ・・・おにいちゃぁ〜・・・」
「いいよ、イッて。うん、むしろイッて欲しい」
一旦口を離し、濡れた唇を舐めるコハクC。
「散々エッチしといて何だけど・・・大切にしたいと思ってるんだ。その気持ちだって、本物と同じだよ」



その後の、ヒスイ。

「・・・・・・」(何してるんだろ、私・・・)
あっちこっちでセックスをして。イキまくってしまった。
「これってホントにお仕置きなのかな」
真昼の太陽の下、ぼんやりしながら街を歩く。
しかもなぜかパンツを手に持ったまま。
睡眠不足もあって、頭が働かなくなってきた。
そんな時に・・・コハクDと出会う。
「ヒスイ、おいで」
腕を引かれ、キスに応じ。腰を引かれ、ペニスに跨る。
まだオープンしていない店舗前のベンチで、セックスが始まった。


「あ・・・ふはぁ・・・ッ!!」


コハクCの熱がまだ残っている膣に、コハクDのペニスが入り込む。
快感が呼び起こされ、もうそれだけで達してしまう。
「あー・・・」
ヒスイは早々と膣を収縮させ、コハクDの首に抱きついた。
「可愛いね、ヒスイ。僕のところにくるまで、何回イッた?」
「も・・・わかんな・・・あッ・・・」
「少し・・・妬けるね」分身なだけに、同じような事を言う。
コハクDは、膝に乗せたヒスイの体をしっかりと抱きかかえ。
咥えさせているペニスを揺り動かした。
「ぁ・・・あ・・・ぁ・・・」
ヒスイが敏感に喘ぐ。
「あッあッ・・・おにいちゃ・・・あ・・・あ・・・」
膣で感じる一方、コハクDの肩に頬を擦りつけ、甘えたりして。
「いい?出すよ」
コハクDはそう言って、キスをすると。
ヒスイの背中を撫でながら、射精した。
「あー・・・あッ・・・」
(あんなにしたあとなのに・・・)
まだ、感じることができる。膣内で噴き上がる精液が、気持ちいいのだ。
「う・・・ぅッ・・・」
ヒスイは堪らずコハクDのシャツを噛み、膣肉でギュウギュウペニスを絞った。
「んッん・・・おにい・・・」
こんなに続けてセックスができるものなのかと思いながら。
同じ体位で何度か射精を受け――



その後の、ヒスイ。

「・・・・・・」(なんか疲れた・・・)
下半身が特にだるい。歩くのも億劫だ。
(どのお兄ちゃんも、終わった後はきれいにしてくれるから・・・)
性的な汚れはそんなに気にならないが。
「またお兄ちゃんの分身に会ったらどうしよう・・・」
(エッチするのが嫌って訳じゃないけど・・・やっぱり本物のお兄ちゃんとしたいって思うのは、私の贅沢かな・・・)
「・・・とにかく隠れよ。うん」
(隠れたついでに昼寝をすれば、一石二鳥だし!)と。
ヒスイは隠れ場所を探したが、新築の家はみんな鍵が掛かっていた。
そこでヒスイが目をつけたのは・・・路地に置かれたゴミ箱。
蓋を開けると、中は空で。
「この中なら・・・よく眠れるかも・・・」
ヒスイは早速ゴミ箱に入り、蓋を閉めた。日差しも遮られ、いい感じだ。
(今度こそ・・・)



本物のお兄ちゃんが見つけてくれますように。






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